田中れいな、矢部昌暉ら万雷の拍手に感無量「芝居ができることが本当に幸せ」<舞台「剣が君」千秋楽>
田中れいな、ミュージカルさながらに全編で歌唱を担当
今回、田中れいなが演じたのは、ヒロインである料理茶屋の娘・香夜。モーニング娘。のエースとして活躍した彼女はかねてから演技力にも定評があり、グループ在籍時から数えれば、舞台、ミュージカルの出演作数は20を超える。
「剣が君」は、九十九丸たち6人の若者がそれぞれの宿命に立ち向かう物語だ。香夜はその中で彼らを支え、心を癒やし、彼らが生きるための愛しい君になっていく。男性陣の熱量あふれる芝居に対し、田中は女性らしい柔らかさで香夜を表現。個別ストーリーと呼ばれる6人それぞれとのドラマでは、シナリオごとに変わる香夜の感情を細やかに映し、役者としての実力をしっかり見せた。
また、ゲームではエモーショナルな音楽も胸を打つポイントで、舞台でその役を担ったのが田中の歌唱だ。物語を紡ぐ情感豊かな歌声が会場の隅々までを包み込み、劇への感情移入を一層高めてくれるものに。随所でミュージカルさながらに美声が披露され、演出家が寄せる“田中れいなの歌”への信頼が見えるようだった。
2.5次元のほとんどは女性をターゲットにした作品で、観劇者の多くが男性俳優陣の女性ファンであるのが常だ。本作もその例にもれず、田中にとってはある意味アウェーの場だったが、だからこそ初めて聴く彼女の歌の輝きに驚いた方も多いだろう。
・DVD後日リリース(7月19日[日]まで予約可能)
・VR動画配信サービス「360Channel」にて、公開稽古(九十九丸&螢ルート)全編の映像を販売
販売期間:7月14日(火)18:00~7月31日(金)
<キャスト>
香夜:田中れいな
九十九丸:矢部昌暉(DISH//) 螢:反橋宗一郎
黒羽実彰:秋沢健太朗 縁:谷佳樹
鷺原左京:田中稔彦 鈴懸:杉江大志
松平辰影:鷲尾修斗 柳生三厳:堀田怜央
服部半蔵:上西恵 徳川家光:徳山秀典
斬鉄:土井一海 シグラギ:KOHEY(BUZZ-ER.)
ハバキ憑き:佐武宇綺 マダラ:矢倉楓子
ハチモク:設楽銀河 鼓法眼:鈴木祐大
七重:雛形羽衣 朝倉宣正:川名浩介
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