――ゲームを共演者としてリスペクトしているという話、確かに番組から伝わってきます。
日本武道館や幕張メッセでやった大型イベントは、来てくださった大人から子どもまで皆さん楽しんで満足してくれて、大成功だったんです。その大舞台に、有野さんはたった一人で立ったんですよ。芸人さん一人で一万の席を埋めるって、本当にすごいことなんです。だけどそこでプレイしたゲームが、主役の有野さんより話題になったりするんですよね(笑)。それを有野さんもスタッフも分かって作り上げているところもあります。
――確かに…失礼かもしれませんが、有野さんって主役になる空気を作らないですね。
それなのに、たまにものすごいミラクルを起こすんですよ。300分生放送も、まさかあんなに早くクリアするなんて誰も思ってなかったんです。17年やってきて、まだ「初めて」を出す人。制作陣は皆、「自信なくすわー」って言ってました(笑)。
――300回を突破しましたが、番組はまだまだ続きそうですね。
チーフ・プロデューサーの菅さん(菅剛史)が20周年の話をしていたので、そこまでは続くと思います(笑)。番組10周年が日本武道館、15周年が幕張メッセ、20周年はさいたまスーパーアリーナ…は難しいんじゃないかなと個人的には思ってますが、イベントはやりたいですね。
テレビが全盛だった時代から、YouTubeが出てきたり、リアルイベントが盛り上がったり…時代の変化もありますけど、この番組は変わらず地味に、でも新しい試みをやっていきたいですね。8月に今さらながらファンクラブも立ち上げるので、そこでもおもしろいことできたらなといろいろ考えています。
あとは、Nintendo Switchがレトロゲームになるまでやろうって。これ、新しいゲーム機が出るたびに言っているんですけど。「発売から20年経ったらレトロ」という基準にしているので、そういう意味ではまだまだ先は長いかもしれないですね(笑)。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)