ことし生誕75周年! ボブ・マーリー伝説のライブがWOWOWで一挙放送

2020/07/15 16:17 配信

音楽

WOWOWライブでは、伝説的ミュージシャン、ボブ・マーリーの生誕75周年を記念し、彼の偉大な功績をたどるライブ番組など4作品を8月30日(日)に一挙放送する。

生誕75周年を迎えたレゲエ界のゴッドファーザー、ボブ・マーリーをひもとくスペシャルプログラムを放送!(c)Manfred Becker


ジャマイカ発の音楽・レゲエの先駆者として、自由と愛をテーマに歌い続けたボブ・マーリー。彼の歌とメッセージは、レゲエという一音楽ジャンルの枠を超えて政治を動かすほどの力を持った。

1970年代を代表するミュージシャンの一人である彼は、今日に至るまで数多くの人々に多大な影響を与え、その音楽と思想は語り継がれている。

1981年に36歳という若さでこの世を去ってしまったが、彼の生誕75周年を迎える2020年、偉大な功績を“レガシー”でたどった番組をまとめて放送する。

8月30日(日)夜6:30~ ボブ・マーリー 「キャッチ・ア・ファイヤー」ドキュメンタリー


歴史的名盤『Catch a Fire』はいかにして生まれたのか? 関係者による数々の証言からひもとくドキュメンタリー(c)Island Records


1973年にイギリスのアイランド・レコードから発売され、 ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズのワールドワイド・デビュー作となったアルバム『キャッチ・ア・ファイヤー』。

それまでジャマイカのローカルな音楽だったレゲエが、欧米、そして全世界に知られるきっかけとなったエポックメイキングな同アルバムはいかにして生まれたのか。本作は、関係者の証言や貴重な映像で『キャッチ・ア・ファイヤー』の真実に迫るドキュメンタリー。

バニー・ウェイラーやピーター・トッシュらバンドメンバーの証言に加え、アイランド・レコードの社長クリス・ブラックウェルの証言も収録。

バンドがジャマイカで録音した音源に満足せず、オーバー・ダブやさまざまな編集を加え欧米のマーケット向けにプロデュースした張本人の証言は、レゲエが世界に広がる発⽕点となった名盤をより深く理解する鍵となりそうだ。

8月30日(日)夜7:30~ ボブ・マーリー ライブ・アット・ザ・レインボー 1977


【写真を見る】名演として語り継がれる1977年7月のロンドン・レインボーシアター公演の模様も!


ボブ・マーリーの世界デビュー作となった1973年のアルバム『キャッチ・ア・ファイアー』は、コアな音楽ファンやミュージシャンには支持されたが、商業的な成功は得られなかった。

彼の熱い歌が世界を席巻したのは、1975年発表の傑作ライブアルバム『ライヴ!』の大ヒットがきっかけだった。それに優るとも劣らない名演として知られるのが、1977年7月にロンドンのレインボー・シアターで行なわれたライブだ。

アルバム『エクソダス』のリリースに伴うツアーのハイライトとなったこのライブは、ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズの絶頂期を捉えた傑作。中でも、名バラード「ノー・ウーマン、 ノー・クライ」から始まる終盤の展開は圧巻の一言。

目を閉じ祈るように歌い、 ドレッド・ヘアーを振り乱してシャウトするボブの神々しいまでの姿、ウェイラーズ&アイ・スリーズの熱演、ライブが終わっても鳴り止まぬ観客の歓声まで、すべてが最高の瞬間を収めたライブは必見だ。