――今作はアクションシーンも見どころの1つだと思いますが、いかがでしたか?
僕はこれまで、著しく戦闘能力の低い役ばかりをやってきたんですが、今回は非常に珍しく強めの身体能力を持っている役だったので、すごくうれしかったです。毎話、敵と戦わせていただいたんですが「みんなこういう気分で剣振ったりしてたんだ」と思いました。
――強いキャラは憧れでしたか?
やっぱりカッコいいですからね。それにいつもは戦闘シーンでもだいたい弱いので、頑張って戦ってるほかの役者さんを見て「偉いな、頑張ってるな」と遠くから見てるんですけど、今回は「今、そう見られてるかもな」と思えて(笑)。こういう気分を珍しく味わえました。
――武器の剣の扱いはいかがでした?
これがまた癖のある武器でして。七又くらいのトゲトゲがついてる妖剣のようなものなんですけど、めちゃめちゃ重たいんですよ。金属バットを5本同時に持ってるくらいの体感で。持ってるとプルプルしてきちゃうんですけど、「カッコよくキメたいんで、プルプルしないでください」って言われてました(笑)。
――本格的なアクションシーンをやってみて、苦労した点などはありますか?
アクションってすごく難しいお芝居だなと思いました。もちろん全力でぶつかっていく気持ちは必要ですけど、お芝居なので見せ方も大事ですし、さらに撮影を安全に進めるために距離を取る必要もあって。一瞬でいろんなことを考えなければいけないので、運動神経だけでも熱量だけでもダメ。実はすごくクレバーさが求められるものなんだなと思いました。ただ、体を動かすことは好きなので、今後も機会があればチャレンジしていきたいです。
――タッグを組む一馬役を演じる岡田健史さんとの共演はいかがでしたか?
岡田さんとの共演は今回が初めてだったんですが、勝手に抱いていた印象通りの好青年でした。礼儀正しくて、丁寧で、誰に対しても態度を変えることなく低姿勢で、すごく好感の持てる方。お芝居をしているときの集中力はもちろん、カメラが回っていないときもイメージトレーニングを繰り返していらっしゃって、常にいいものを提供しようという姿勢で。若いのに才能のある、素敵な役者さんでした。
――印象的なやりとりなどはありましたか?
毎日笑顔で話しかけてくれて。これといってすぐに具体的な内容は出てこないですけど……でもすごく仲良くしてました!(笑)
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