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復興にかける宮城県の商店街が行う取り組みをリポート

2011/08/11 17:45

宮城県の商店街の復興への道を描く
宮城県の商店街の復興への道を描く (C)KHB

KHB東日本放送は、8月13日(土)に、宮城県内の壊滅的な被害を受けた地域の中からいち早くこれまでの「ネットワーク」を活かしてよみがえろうとする商店街の取り組みを追ったドキュメンタリー「よみがえれ!東北 ~つながることから、始めよう~」を放送する。ナレーションは、女優の天海祐希。

まずは、南三陸町の商店街「おさかなロード」をピックアップ。この商店街ではこれまで、海産物を主として製造、加工した商品を数多く販売していた。取りまとめ役である山内正文氏(「山内鮮魚店」社長)はかねてより、「地元商店街の発展には、全国同規模の商店街の動向を参考にしながらオリジナリティーあふれる展開が重要」と考えていた。そんな中、震災時に助け合える商店街のネットワーク作りをしている「ぼうさい朝市ネットワーク」の誘いを受ける。これは阪神淡路大震災を機に、「仮に震災に遭った際は各地区で助け合おう! 日ごろの商店街の防災に対する意識を高めよう!」と作られた団体で、現在は10市12商店街の連携にまで発展している。

震災発生から連絡の取れない状況が続く中、南三陸町に一番近い加盟商店街である「酒田市二番町商店街」に、震災時の必要な物資が集められ、4日後には「おさかなロード」に、どの地域よりも早く支援物資が到着。その後も定期的に数々の物資が送られている。震災から30日が経過したころには、「ぼうさい朝市ネットワーク」の会議が開かれ、早くも復興の足掛かりになるイベントを開こうと決議。「心が折れそうな町内の人々に元気を届けたい!」と、これまで一緒に培ってきた信用・信頼をもとに復興へ向けた第一歩にしたいという思いだった。

また、南三陸町の地元で行商を続け生計を立ててきた松野三枝子さんが登場。震災の当日、入院中の父を見舞って病院にいた彼女は屋上に上がって難を逃れた。現在彼女は炊き込みご飯を販売しており、それが地元の復興のために汗を流す人々にとって欠かせないものになっている。日々、何とか確保できた海産物で作ったアサリご飯やホタテご飯の行商を続けながら、「命ある限りこの町で生きる」と語る。いまや地元の名物おばちゃんになっている彼女の復興に掛ける思いを追う。

ほか、気仙沼市の避難所で生活する商店主たちが復活を目指し、プレハブの仮設商店街を作ろうと動き出した「気仙沼市南町商店街」の取り組みも紹介する。

この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。

シリーズ復興ドキュメンタリー「よみがえれ!東北 ~つながることから、始めよう~」
'11年8月13日(土) 12:00~12:55 KHB東日本放送

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