“開久対談”鈴木伸之×磯村勇斗「次はギャグパートもやりたい!」<今日俺連載その11>
2018年のヒットドラマを映画化した「今日から俺は!!劇場版」が公開中。卑怯だけどケンカは強い金髪の三橋貴志(賀来賢人)と、三橋の相棒でツンツン頭の伊藤真司(伊藤健太郎)の最強のライバルとして登場する、開久(あけひさ)高校の元番長・片桐智司(鈴木伸之)と元ナンバー2の相良猛(磯村勇斗)。
“サトサガ”と呼ばれ、人気のコンビを演じる鈴木&磯村に、ドラマで初めて経験した福田組の現場や公開中の劇場版の見どころを聞きました。
三橋を作り上げたのは改めてすごいと思います
――1年ぶりの撮影でしたが、役にはすぐには入れましたか?
鈴木「1年ぶりという感じはせずにスッと役に入れました」
磯村「段取りをやっている内に『こうだった!』と思い出して。賀来さんらギャグパートがある人たちは勘を取り戻すのが大変そうですが、僕らはね…(笑)。それにしてもあのギャグパートはすごいですよ。あれだけ面白いことを生むには熱量が必要ですから」
――賀来さんの演技を間近でご覧になっていかがでしたか?
磯村「本当に頭の回転が速い方です。あれだけのアドリブというかネタをその場でポンポンと出していくというのは、普通はできない。そしてそれを継続的に出していくにはかなりエネルギーが必要です。やっぱりすごい俳優だなと感じました」
鈴木「連続ドラマは放送が始まる前に全て撮り終えていたので、ドラマ撮影時はかなりプレッシャーがあったと思うんですよ。不安もたくさんあっただろうし…。その中であの三橋を作り上げたのは改めてすごいと思います。そしてそれができたのは賀来さんだからと。なかなか普通の人はできないですよ」
磯村「座長としてもやりやすい現場を作ってくれたよね。多くは言わないけど、みんなが好きなことを自由にできる現場で。あと印象に残っているのは、出演者がみんな同じ方向を見ているところ。作品に対する思いや勢いが一致団結されていたのを感じました。それは映画になっても変わらなくて…。逆に新しいメンバーが増えたので、新しい風もプラスして“今日俺”を盛り上げていく!という感じでした」