どんなときも“毎日”を続けようとしたいなあ。よく眠り、朝には起きて、食事の支度をして、観て、読んで、語りそしてまた、眠る。それをくり返す。そしてそれら全ては、いつ失くなるか分からないから、記録する。そんなことをうすぼんやり考えていたとき、この企画のお話をいただきました。初めてのことばかりですが、稲垣(吾郎)さんと門脇(麦)さん、振付の平原(慎太郎)さんとすてきなスタッフなので、自分が一番楽しみにしているかもしれません。劇場を感じ、また、劇場の空席ひとつひとつにも来たくても来れないという方の姿を感じながら作ろうと思います。
三島監督の世界は静謐でありながら温度があり、この大変な時期に気付きを与えてくれる印象があります。北海道で繰り広げられる世界を伝えるお手伝いをと思っております。
自分にとって初めてのことに挑戦で大変緊張していますが、楽しい出し物にできればと思っています。
朗読劇はこれまでに何本もやってきました。「Re:」もさまざまな出演者で再演を重ねましたが、今回、大幅に書き直しを行いました。初めて組ませていただくすてきな俳優さんたちと共にメールだけの物語をお届けします。
人生に波が訪れても、1人ひそかに静めて、優しく生きている2人の物語です。温かい作品になればと思います。
未曽有の困難に直面している今だからこそ、語られるべきラブストーリー。大島さんが紡いでくれたのはそんなすてきな物語です。愛すべき登場人物たちの“二十年愛”をストレートに演出したいと思います。