松本穂香、 葛藤を抱える女子高校生を熱演『演じるのは難しかったです』
関西弁の役はあまりなかったので、逆に新鮮でした
――せりふは大阪弁でしたが、もともと関西出身でいらっしゃるから、そこは問題なく?
はい。そこは大丈夫でした(笑)。ただ、関西弁の役はあまりなかったので、逆に新鮮でした。アドリブもちょこちょこありましたが、関西弁はずっとしゃべっていた言葉だったので問題なくできました(笑)。琴子のお母さん役の江口のりこさんとのシーンで、「冷凍食品」と言うセリフは江口さんのアドリブ。なので、そこからのやりとりは全てアドリブでした。
――学生役だけでなく、親世代のキャスティングも素晴らしかったですよね。
絶妙な方たちが揃っていますよね。ふくださんはこの人とやりたい!と思うと、その方たちが集まって来る人なのだと思います。運もあるし、いろんな人に愛される方なんだろうなと改めて感じました。
――素敵なシーンがたくさんある映画ですが、特にオススメしたいシーンは?
ナリヒラくんが大声で「頑張れ!」と叫ぶシーンは、たくさんの方に刺さると思います。頑張っているけど、モヤモヤを抱えている人全員に刺さるのではないかと。それから、青春ストーリーですが、年齢に関係なく、いろんな世代の方に届く作品だと思います。私の母も泣いていましたので(笑)。
取材・文=及川静
7月31日(金)からテアトル新宿ほか全国ロードショー
出演=松本穂香
中田青渚、片山友希、金子大地、甲斐翔真、小室ぺい
板橋駿谷、山中崇、正木佐和、森下能幸
江口のりこ、古舘寛治
原作・監督=ふくだももこ
脚本=向井康介
(C)2020『君が世界のはじまり』製作委員会
※古舘寛治の「舘」の正式表記は舎に官