日向坂46は「競争ではなく全員が肩を組んで進んでいる」<映画「3年目のデビュー」監督Interview>
日向坂46には意外と人見知りが多い
――SKE48の「アイドル」(2018年)でも監督をされていますが、ドキュメンタリー映画を作る難しさはどんなところでしょう?
大事なのは(メンバーが)素の部分を出すまでの、“カメラを回していない時間”だと思っています。やっぱりカメラを持って話し掛けると構えちゃうんですよね。
SKE48の時はレギュラー番組(「SKE48 ZERO POSITION」TBSチャンネル1)をずっとやっていて(関係性ができているので)やりやすかったですが、やっぱり最初のインタビューとかはすごい距離感のあるインタビューになっちゃって。それをどう崩すかって考えました。
どれだけ素に近い表情を撮れるかっていうのが大事だと思っていたので、カメラを回していないところでの雑談だったり、カメラを回せない所にも行ってみんなの活動を見させてもらったりとか。そういう中でコミュニケーションをちょっとずつ深めていきました。
(日向坂46は)意外と人見知りが多いんですよ。今日も数カ月ぶりにお会いしたんですけど、すでに距離が遠ざかっているような感じがするというか。
なので、まめに取材に行って、素でお話を聞けるようになるまでは、だいぶ時間が掛かりましたね。素のままが一番すてきだなって思ったので、それをなるべく映せるように頑張りました。
先程のインタビュー(メンバーへの取材)で「こういうところは素だよね」って言っていましたが、そういう部分を(カメラの前で)見せてくれたというのは良かったです。本人たちもそう思っていてくれたのならば、この取材はうまくいったのかなって思います。
――メンバーがメンバーに謝るシーンなど、デリケートな場面も取材されていますね。
普通に僕もその場にいました。みんなも僕がカメラを回していることに、さほど気にしないでくれていたので。
デリケートな場面もカメラを持って立っているんですが、そのころには現場にメンバーさんがいて、マネジャーさんがいて、カメラを持った僕がいて。割と自然の状態ができていたので、デリケートなああいうシーンが撮れたのかなって思います。
・潮紗理菜&齊藤京子&佐々木美玲(3月23日公開)
・佐々木久美&佐々木美玲&小坂菜緒(前編/8月6日公開)
・佐々木久美&佐々木美玲&小坂菜緒(後編/8月6日公開)
・竹中優介監督(8月7日公開)
■予告映像
8月7日(金)より全国順次ロードショー
出演=日向坂46
製作総指揮=平野隆
企画監修=秋元康
プロデューサー=刀根鉄太
監督=竹中優介
公式サイト=https://hinatazaka46-documentary.com
(C)2020映画「3年目のデビュー」製作委員会