新井ひとみ「昭和の良さを伝えたい」、竹内まりや「プラスティック・ラブ」斉藤由貴「MAY」ほか、昭和歌謡スピリットを体験
――次はアニメソング! アニメ『魔法の妖精ペルシャ』(1984-1985年日本テレビ系)のオープニングテーマ『見知らぬ国のトリッパー』。アイドル歌手の岡本舞子さんが歌っていた1曲だよ。
「あ、やっぱりサウンドのテケテンッて感じのリズムが印象的だなぁ〜」
――そうだね。『デリケートに好きして』の『魔法の天使クリィミーマミ』(1983- 1984年日本テレビ系)の次にスタートした、スタジオぴえろさん制作のぴえろ魔法少女シリーズ第二弾。
「やっぱりアニメとの相性が良いですよね。非現実的な感じが特徴なのかな。アニメを通じて聴くと、実際にアーティストさんが歌われている印象と、また違った魅力を感じます」
――『デリ好き』と比べてどう?
「ちょっと違うけど、『デリ好き』も最初のインパクトが独特な感じがします! 『デリ好き』の特徴って、イントロのピューンっていう不思議な音色だと思うんです。あの音から“はい! 未来へようこそ!”みたいな感じというか。“ようこそ!”っていう入り口みたいな感じがするんです。未来への入り口というか。そこも素敵だなって思いますね」
――ひとみちゃん達は、ちょっと懐かしさを感じる時代の音楽を自分達を通してどう表現したいと思う?
「リバイバルって伝える役目を感じますね。私達が歌ったことをキッカケに、その曲を今の若い人達が知ってくれるって、素敵だなって思うんです。レコードを使って昔の良さを伝えてみるのも、その一つだし。振り幅というか。“こんな楽しさがあるんだよ”とか“こんな時代も日本にあったんだよ”っていうのが伝えていけたら嬉しいなって思います」
取材・文=武市尚子
「恋のミラージュ」
12インチアナログレコードで発売中