若手注目株・石川瑠華&井上祐貴が「13(サーティーン)」を語る『感情が渦巻いて葛藤していてやりがいがある役』
主演の桜庭ななみには「憧れのような感情も抱きました」
――桜庭ななみさんと共演した印象を教えてください。
石川:私はとても緊張していたのですが、桜庭さんのほうから優しく話しかけてくださいました。とても真っすぐな目で圧巻のお芝居が素敵で、憧れのような感情も抱きました。
井上:クランクイン最初のシーンが百合亜との2人のシーンで、いい緊張感で撮影に挑めました。桜庭さんと初めてお会いしたときにはすでに百合亜の雰囲気を醸し出していて「あ、百合亜だ」と感じたのが第一印象です。最初のシーンを経て僕も「渉として百合亜に精一杯向き合っていく」と改めて決心しました。
石川瑠華「芸能の道は考えていなかった」
――石川さんがこの仕事を始めたきっかけは?
石川:大学が合わないと感じていて、演劇のワークショップに通い始めたのがきっかけです。環境を変えたい気持ちや承認欲求もあったと思います。その中で演技というものが自分の想像と違うものだと気づかされてとても面白いと感じて、映画やドラマもどんどん見るようになりました。
井上:大学3年の時に地元の友人が応募してくれて、事務所に入るためのオーディション「第42回ホリプロタレントスカウトキャラバン 審査員特別賞」を受けたのがきっかけです。
大学ではフットサルサークルを仲間と立ち上げるなど充実した日々を送っていましたが、自分の将来について「どうしてもこの職業に就きたい」という目標が見つけられず、高校時代に美容師になりたいと考えていたので、大学卒業後は美容専門学校に進むのも選択肢のひとつと思っていました。
それまで芸能の道は考えていなかったものの、オーディションの途中から「もっとやってみたい」という気持ちが芽生えて、がむしゃらに取り組みました。