榮倉奈々、初共演の“夫”菅田将暉を「コミュニケーションがとても上手な人」<映画「糸」連載その4>
漣を助けたい、守ってあげたいと思ったのかな
――香は漣の心に初恋の人でもある葵(小松菜奈)の存在があるのを知りつつも、彼に引かれていきますが、そんな彼女の気持ちを理解することはできましたか?
本編ではカットされてしまいましたが、漣がチーズ工房で一生懸命になっている姿を見ているシーンが実はもう少しありました。姉御肌の香としては、そんな漣を助けたい、守ってあげたいと思ったのかなと思います。
――それこそ母性ですね。
そうだと思います。
――漣を演じた菅田将暉さんとは初共演だそうですが、印象はいかがでしたか?
コミュニケーションがとても上手な人だと思いました。それは私にだけではなくて、現場にいたイヌとか、子役の子どもたちがすぐに懐いてしまうんです。多分、スタッフさんもみんな菅田くんのことが大好きだったと思います。
――菅田さんのどういうところが周りをそうさせているんだと思いますか?
どこか少年ぽくて、ひねくれていないところかな。現場でものびのびしていて、本当にやりたいことをやっているんだろうなというのが伝わってきます。そういう意味では、夢を持ってチーズ作りにチャレンジしている漣に似たところがあるような気がします。
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