――開設2ヶ月後の4月にはチャンネル登録者数10万人を超えて、YouTubeから銀の盾で表彰されましたね。
毎日動画を更新しているYouTuberの方と違って、芸能人の場合はネットニュースやTwitterから来た方の視聴によって動画ごとの再生回数は増えても、チャンネル登録者は少ないのがありがちだと聞いてたので、とてもうれしかったです。今まで東京ドームとか、日本レコード大賞とかAKB48のみんなで達成したことはあっても、私一人でなし遂げたことはなかったですから。次の金の盾の100万人は難しいですけど、まずは開設1年で50万人を目指したいと思います。
――YouTubeチャンネルを始めてから、ふだんの活動に変化はありましたか。
AKB48に14年もいて、もう新しいファンをつかむことは難しいかなって思ってたんです。でも、昔ファンだった方がYouTubeをきっかけにまた私のことを気にするようになってくださったり、「ヘビーローテーション」のころには幼稚園児だった人が今の私の「踊ってみた」を見に来てくださったり、想像もしてなかった展開になってます。こんなところに活路があったんだって思いましたし(笑)、もう少しAKB48で頑張れるかなっていう勇気をもらいました。
――これからやってみたいことはありますか。
「歌ってみた」はまだそんなに公開していないので、引き続きやってみたいですね。AKB48の活動が本格的に再開したら、メンバーと一緒にとか。再生回数がそこそこ伸びるようになってきてからは「おもちゃで遊ぶ」みたいな変なことを気軽にやりにくくなってきちゃいましたけど、初心を忘れずにそういうしょうもないこともやりたいなって思っています(笑)。
あとは、今後、コラボするならYouTuberの方とコラボ出来たら嬉しいなぁと思います。
――今後のYouTubeに反映されるかどうか分かりませんが、外出自粛期間中に新たに始めたことはありますか。
料理とペン字練習です。外出自粛期間の最初の1ヵ月くらいはこんなに休めることもないなと思ってのんびりしていたんですけど、さすがに何かやらなきゃいけないなと思って。ペン字は小学校1年生のころから習っていたんですけど、AKB48に入ったころから辞めちゃってたんです。それを思い出して、久しぶりに本を買ってきて練習を始めました。
料理は今まで全くしていなかった人が一段階だけ上がったくらいの程度です。自分で食べるためだけにやっているので、人に見せられるようなものではないですし、YouTubeに上げることはないですね(笑)。
取材・文=青木孝司
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