「芸能界は自分とは懸け離れた世界だったので憧れていると口にするのもおこがましかった」と語るのはデビュー2年目の山之内すず。TikTokで注目を集め、4月からの番組出演本数は50本を超えるなどテレビではなくてはならない存在に。
「関西人なので面白動画を撮って友達と送り合いをしていたら間違って全体公開してしまって…。数時間後にスマホを見たら、何千ものイイネが付いてて驚きました。SNSは好きなやり方で自分を表現できるから楽しい。“自分が楽しんどる姿”を見せるのが一番と思っています」
着飾ることをせず関西弁で話す彼女。テレビとSNSの違いを聞くと。
「SNSはどういう世代の人が何を求めて見ているかが数字とコメントで分かるのですが、テレビはそれがないので気が楽です。私のことをゼロから知ってもらえるのは本当にありがたい。あと昔からテレビで見ていた方と共演できるのは本当に夢のような世界で…。ダウンタウンの浜田雅功さんに『すず!』と呼んでもらえたときは、とても感動しました。関西人なので芸人さんにいじってもらえるのはうれしいです」
そんな彼女は11月13日(金)公開の映画「人狼ゲーム デスゲームの運営人」で本格的に演技に挑戦する。
「監督から『SNSの数字ではなく演技を見て選んだ』と言っていただき本当にうれしかったです。撮影の合間にも同世代の出演者の皆さんと芝居について話ができ、得たモノが多い時間でした。バラエティーはもちろん楽しいですが、一番力を付けたいのは女優の仕事なので、何年後かには“インフルエンサー”ではなく“女優”の山之内すずと言ってもらえるように頑張りたいです」
取材・文=玉置晴子
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