TBSの「日曜劇場」枠で、妻夫木聡主演の「危険なビーナス」(10月スタート)が放送されることが決定した。
原作は、東野圭吾による同名小説で、とある失踪事件をきっかけに主人公が巨額の遺産をめぐる謎に挑む、壮大なミステリー作品。
東野の小説が日曜劇場でドラマ化されるのは、「新参者」(2010年)以来10年ぶり。東野のミステリーは、引き込まれる世界観や緻密なトリック、魅力的な登場人物たちで多くの読者を魅了しているが、「危険なビーナス」はそれに加えて“ラストの大逆転”も見どころとなっている。
脚本は「グランメゾン東京」(2019年TBS系)や映画「キングダム」(2019年公開)など、話題作を数多く手がける黒岩勉が担当。主人公・手島伯朗(てしま・はくろう)を妻夫木が演じる。
数々のドラマや映画に出演し、名実共に日本を代表する俳優の1人として活躍している妻夫木だが、TBSの連続ドラマで主演を務めるのは2004年4月クールの日曜劇場「オレンジデイズ」以来16年ぶり。
そんな妻夫木が今作で演じる伯朗は、正義感が強くうそのつけない独身獣医。ある日突然「弟の妻」と名乗る謎の美女が現れ、弟が失踪したと聞かされると、困っている女性を放っておけない伯朗は、その美女と共に失踪した弟の行方を追うことに。そして、30億円もの遺産が絡んだある名家の争いに巻き込まれていく。
伯朗にとってその名家・矢神家は、実父の死後に母親が嫁いだ先であり、失踪した弟は異父弟。連れ子として肩身の狭い思いをしてきた伯朗は、母が亡くなってから矢神一族と距離を置いていたが、弟の失踪によって矢神家に再び足を踏み入れることに。弟の失踪は矢神家の誰かの仕業なのか?、謎の美女は本当に「弟の妻」なのか?、人間の欲望が渦巻く壮大なミステリーが描かれる。
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