舌がんの宣告を受けた際、堀は「覚悟を決めていた。自分の人生にもう悔いはないかな」と思っていたというが、「私の命は私だけのものじゃなくて家族のものでもあるんだなと思ったら、ちょっとでも長く生きないといけない」と決意。
太ももの皮膚を舌に移植した手術は11時間に及び、術後もうまくしゃべれない中、救ったのは娘・彩月さんの「芸能界に復帰しないとダメ。お母さんにはたくさんのファンの人が待っている」という言葉。
復帰を祈るファンから寄せ書きも送られ「応援してくれていると思ったら、こんなところでストップしてちゃダメだなと思って、絶対に歌いたい」と決意したと語る。
手術から5カ月後にボイストレーニングを開始。今回は1985年の楽曲「リ・ボ・ン」を歌唱した。アイドル時代、低迷していた時期にもう一度生まれ変われるようにと「reborn(再生)」という意味が込められた楽曲だ。
ファンが歌唱に合わせて遠隔でのコールで後押しする中、国技館で「リ・ボ・ン」を万感の思いを込めて歌い切った。
歌唱後、堀は「どうもありがとうございました。皆さんに感謝しております」「うれしかった」と涙を流しながら語った。
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