Dream Shizuka 『フラッシュダンス』でミュージカルに初挑戦!「夢との距離は、離れたり近寄ったりしていい」<Interview>
「誰かの力になりたい!」という思いは、常にあります
――『フラッシュダンス』には、「マニアック」というヒット曲があります。歌詞のように、何かにとりつかれたように夢中になっているものはありますか?
プライベートですよね……。トレーニングも仕事だし、映画を見ても仕事の脳になっちゃうから、完全にプライベートとなると、ゲームやバラエティを見ることになっちゃいますね(笑)。
――『フラッシュダンス』に出演するにあたって、新たに始めたことはありますか?
もう未知の世界なので、それこそ初めてのことだらけ(笑)。大きく違うのは、今までやってきた表現方法……、パフォーマンスや歌とはまったく違うものになると思うので、「考え方を柔軟にしなければ」と思っています。あとはいろいろなミュージカル作品を見て、「あっ!」と思うことをどんどん増やしていったことでしょうか。
――『フラッシュダンス』は、夢をかなえる大切さを思い出させてくれますが、Shizukaさんの今の夢は何でしょう。
夢……、いっぱいあるなぁ(笑)。ずっと続けてきて思うことは、この仕事は「必要とされる何かを届ける仕事」だということ。音楽でも、作品でも、言葉でも、自分自身の存在でも、「誰かの力になりたい!」という思いは、常にありますね。
「Shizukaさんの〇〇があったから頑張れました」と言っていただける事がすごく嬉しくて。そういう作品や歌を届けられたということは、私にとって「夢がかなった瞬間」なんですよ。私がいなくなった後にもずっと愛され続ける何かを残すというのが、めちゃくちゃ大きな人生の夢です。
――Shizukaさんは14歳からDreamの活動を始めて、夢をかなえているともいえます。今、夢を追っている人たちにアドバイスをお願いします。
「かなう夢もあるけれど、かなわない夢もある」と言われることがありますが、私は「かなわない夢はない」と思っているんです。今は無理でも、長い時間をかけた先にはかなうかもしれない。「かなうタイミング」というのがあるんじゃないでしょうか。
自分自身が夢を持つ中で、続けることの大切さを知りました。諦め悪くいることも、大事だなと(笑)。諦めるのはいつでもできるから、本当に辛くなったら諦めていい。ちょっと休んで、「もう一度頑張ってみようかな」と思えば、またやればいいんです。
夢との距離は、離れたり近寄ったりしていい。本当に大事であれば、続ける事。これは今、Dream Shizukaとして活動させていただくなかで、私も日々感じていることです。
『フラッシュダンス』ストーリー
1983年、ペンシルベニア州ピッツバーグ。昼は製鉄所、夜はバーのフロアダンサーとして働くアレックスは、日々プロのダンサーになることを夢みて暮らしていた。そんなアレックスに製鉄所の御曹司、ニック・ハーレイは一目惚れをする。
一方、同じくプロのダンサーを目指す親友のグロリアからダンスの名門学校・シプリーアカデミーのオーディションを受けることを勧められるアレックス。ダンスの恩師であるハンナからも背中を押され、意を決してオーディション会場を訪れるが、周りの熟練ダンサーたちを目の前にして自信をなくし、逃げ出してしまう。
取材・文=坂本ゆかり
【東京公演】
2020年9月12日(土)~9月26日(土)日本青年館ホール
【名古屋公演】
2020年10月3日(土)~10月4日(日) 日本特殊陶業市民会館ビレッジホール
【大阪公演】
2020年10月8日(木)~10 月11日(日)梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
【出演】
愛希れいか
廣瀬友祐 桜井玲香 福田悠太(ふぉ~ゆ~)
植原卓也
Dream Shizuka 石田ニコル なだぎ武 松田 凌 大村俊介(SHUN) 秋園美緒/春風ひとみ
他
【HP】flashdancethemusical-jp.com
■ミュージカル「フラッシュダンス」30秒SPOT