湯浅政明監督、劇場編集版アニメ「日本沈没2020」本予告解禁「あなたはこの作品をどう受け止めるか?」
小松左京の小説「日本沈没」(角川文庫)を湯浅政明監督が初めてアニメ化し、11月13日(金)公開の「日本沈没2020 劇場編集版-シズマヌキボウ-」の本予告が解禁された。
公開されている配信版の予告では、物語の導入として大災害に巻き込まれる主人公の武藤家を中心としたサバイバルが描かれていた。だが、劇場編集版の公開に向け、新たに編集された今回の予告では、湯浅監督が本作を通じて真に描きたかったという“祖国が沈んだあとの日本人の心”というテーマをより凝縮した映像となっている。
前半では、大災害の後に襲い来る、究極の危機に直面した衝撃的な日本の姿、目をおおいたくなる“恐怖と脅威”の数々が描かれる。後半にかけては一転、絶望的な状況の中でも立ち上がり、再生に向かって進もうとする、さまざまな人の姿、彼らの“生きる”という力強いメッセージが、アニメーションならではの躍動感あふれる映像とともに、リアリティーを持って迫ってくる。
7月のNetflixでの配信時には、SNSを中心に“共感できない”“不謹慎だ”という意見に対して、“今だからこそ見るべき内容”と賛否両論のあった、見る者の感性を映し出す鏡ともいえた。
今回の予告の中にも、視聴者のさまざまなコメントがちりばめられており、湯浅監督が「意図したところへたどり着かない視聴者の方も多く見受けられました」と語るように、「あなたは、この作品をどう受け止めるか? 自分の目で確かめてほしい」と問いかけてくる。
11月13日(金)公開
原作:小松左京「日本沈没」(角川文庫)
監督:湯浅政明
キャスト:上田麗奈、村中知、佐々木優子、てらそままさき、吉野裕行、森なな子、小野賢章、佐々木梅治
アニメーション制作:サイエンスSARU
(C)“JAPAN SINKS : 2020”Project Partners
公式サイト: japansinks2020.com