chelmico、生配信番組「chelmicoが2次元と3次元を行き来する#ごちゃ“maze”ハイパーバーチャルライブ」開催!

2020/08/29 08:00 配信

音楽

【写真を見る】仮想の空間でライヴを展開する2人


「新しい可能性を感じたね。ホントに楽しかった」


「MC Rachelだよ」「MC Mamikoだよ」「chelmicoだよ」というMCタイムに入ると、背景は『maze』のジャケットに変わり、二人もその変化に大きな驚きを見せる。そして続く「Terminal 着、即 Dance」では、背景に飛行機と滑走路が映し出され、超高高度/超遠景から二人への急接近や、天地を逆転させ、地面からも二人を写すカメラワークなど、360度に設置された100台超の専用4Kカメラと、映像データのリアルタイム高速処理技術によって、 物理空間ではなし得なかったカメラワークと構成を駆使した映像とライヴが展開していった。



トークコーナーでは「ボリュメトリック ビデオスタジオ - 川崎」のスタッフから、このスタジオの概要や長所などのレクチャーを受けるchelmico。このスタジオでのライヴの生配信は初めてであることや、このスタジオの可能性などを、chelmicoの2人がインタビュー形式で魅力と技術を探った。



続く「Disco (Bad dance doesn’t matter)」では、床面がレコードのデザインになり、この映像エフェクトにはchelmicoの二人も「かわいい!」と大絶賛。そしてRachelとMamikoの二人もカメラを操作し、ジャンプした姿にリアルタイムでエフェクトをかけたり、カメラアングルの変更など、スタジオの技術を自分たちでも楽しんだchelmico



ラストとなる「Premium・夏mansion」は、CGによって作られた仮想空間のマンションの屋上で2人がライヴをするという構成。夏を感じさせるアッパーなビートに乗せて、2人もアグレッシヴなラップとパフォーマンスを見せる曲だが、このスタジオの60fps同期撮影によって、映像やエフェクトにもたつきは無く、この曲の持つアクティヴな魅力が映像にも落とし込まれた。

ライヴ終了後には「この形の配信ライヴはスゴく面白い!」「新しい可能性を感じたね。ホントに楽しかった」と、田向潤氏と「ボリュメトリック ビデオスタジオ - 川崎」に感謝を述べた2人。先端技術とchelmicoがタッグを組んだ最新型のライヴは、こうして幕を閉じた。

取材・文=高木

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