21stシングルは2曲とも映画主題歌
――もう1曲の「LOVE STAGE」も映画の主題歌ですが、作品の雰囲気が違うので楽曲も「BARABARA」とは対照的なものになりましたね。こちらはSHINPEIさんが作曲を。
SHINPEI:はい。こちらも映画の主題歌のお話を頂いてから作った曲です。「LOVE STAGE!!」は原作も読んでましたし、コミックも全部読んでいたので、僕なりに映画の世界観とか、どこに楽しいポイントがあるのかは分かっていたつもりだったので、イメージしやすかったですね。
「BARABARA」のダークでクールなロックサウンドも、「LOVE STAGE」の明るくハッピーなポップロックも、どちらもBREAKERZが得意としているジャンルなので、こちらも自分たちのものにうまく昇華できたと思います。
――歌詞に関してはどういうイメージで?
DAIGO:“愛の形は一つじゃない。今どきの恋愛は自由だ”というのをテーマに書いたんですけど、いろんな遊び心がありながら、作品にマッチした内容になったと思います。
そもそもウチの姉の原作の漫画の実写化ということなので世界観はもちろん分かってました。自分も映画に出てますし(笑)。これもSHINPEIがデモの仮歌で使っていたワードを生かしたりしているので、共作という形になってます。
――サウンド的なこだわりは?
AKIHIDE:すごくきらびやかでキラキラした曲なのでどんなギターを入れようかな?って考えて、僕の好きなディレイやエコーを使ったフレーズを入れて、きらびやかさを増してみました。
DAIGOくんも「ギター、いいっすね! 懐かしい感じで」って言ってくれたんですけど、その懐かしさがひと回りして、いいエッセンスになったかなって思いました。
――コールの部分、ライブで盛り上がりそうですね。
AKIHIDE:レコーディングの時、一つのブースにみんなで入って録ったんですけど、どんどんテンションが上がっていって楽しかったです(笑)。DAIGOくんが「スタッフさんも一緒にやりましょうよ」って、男性スタッフにも入ってもらったのでさらに楽しい感じになっています。
一つのブースで歌うというのも、レコーディングが去年だったからできたことなんですけどね。今聴いても、そのレコーディングのことを思い出します。
SHINPEI:実は、コールの部分は最初ギターソロだったんです。でも、“オーディエンスとコミュニケーションを取ったりできるようなものを作りたいね”という話になって、僕なりにパッと思い浮かんだのが名前を呼ぶコールだったんです。ミックスって言うんですかね? 前々からああいうのも面白そうだなと思っていたので挑戦してみました(笑)。
――雰囲気は違いますが、MVは「BARABARA」も「LOVE STAGE」も演奏シーンがメインの作品に。
AKIHIDE:はい。2つのMVとジャケットの撮影を1日で行いました。先に「LOVE STAGE」、その後に「BARABARA」という順番で撮ったんですけど、「LOVE STAGE」は曲調通り、MVもポップな作品になっていて、みんな出し切っちゃった感があったんです。
この後で「BARABARA」を撮るのはキツいなぁ…って。でも、最初にDAIGOくんのソロシーンから撮り始めたんですけど、疲れているはずなのにステージングというか、パフォーマンスがハンパなくキレが良くて、すっごくカッコ良かったんです。これを見て「俺も頑張らないと!」って気合が入りました。SHINPEIもパワフルでカッコ良かったし。
DAIGO:「BARABARA」はBREAKERZの曲の中でもエッジの効いた楽曲なので、とにかくアラフォーバンドのビジュアル魂を見せつけたいなって。
体の底から湧き上がる狂気みたいなものを表現している曲でもあるので、とにかく思い切りやろうと思いました。振り切ったことで、ある意味、限界を超えた先にこの曲の世界観を表現できるパフォーマンスが待ってた感じです。
SHINPEI:1日で2曲分撮るのはハードスケジュールなんですけど、今回は集中してできましたし、結果的にいい方向に行ったと思います。「LOVE STAGE」のMVは漫画的なエフェクトがかかっていたりするんですけど、ウチのビジュアルチームを信頼していますし、きっとこんな感じにしてくれるだろうとイメージしていたので、出来上がったのを見てうれしかったです。
9月9日(水)リリース
通常盤(CD):1320円(税込)
■初のオンラインライブ開催決定!
「BREAKERZ ONLINE LIVE 2020 -ONE NIGHT LOVE STAGE-」
9月26日(土)昼5:00スタート
ライブ配信サービス「PIA LIVE STREAM」にて配信