生配信のような雰囲気での撮影の苦労
――映画「カメラを止めるな!」の曽根剛カメラマンの撮影に加え、生配信のような雰囲気での撮影ということですが、今までの撮影と違うところはありましたか?
塩野瑛久:今回は、カメラの位置が決まっていたり、僕がずっとカメラを持って撮影している時もあれば、持っているふうで撮影する時もあり、基本的に僕は片手が使えない状態でした。カメラの画角の中にみんなを映さなければならないので、カメラを気にしながら、なおかつ膨大な量のせりふを言うというのは、すごく大変でした。
カメラを持つという縛りもあって、意外と肩身が狭く…もう少し自由が利けば表現できることも、もっとあったと思います。でも、僕が動き回るとみんなが映らなくなったり、僕も視聴者も画面酔いしてしまうと思うので(笑)。その点では、僕もスタッフさんも苦労したんじゃないかなと思います。
あとは、カメラを落として映す場面も「あ!落としにいったな」というのが分からないように、不自然さが残らないようなアクションを、こちらが起こさなきゃいけないことにも頭を使いました。ほぼほぼ、僕はモニターも見られないので、見ている監督を信じて演じていましたね。
西銘駿:塩野くんが言った通り、「本当に大変なんだぜ!」というのを伝えたいですね。
普段俳優って、カメラの存在を消し去って演じるのが当たり前で、カメラは空気と思っているから“演じる”という一つのことに集中できると思うんです。
でも、今回はカメラの画角を気にしつつ、お芝居をするという2つのことをやらなければいけないんです。「縄跳びしながら平均台を渡る」そういう難しさを塩野くんはやっていたんです!そんな塩野くんを僕は尊敬しますし、経験値がないとできないことだと思います。
塩野:正直、できてたかどうかは分かってないです(笑)。
9月6日(日)、13日(日)夜11:25-11:55、ABCテレビ
9月12日(土)、26日(土)夜2:30-3:00、テレビ朝日
※ほか地域でも放送予定
■塩野瑛久、大変な撮影の中で西銘駿のありがたみを実感<インタビュー・前半>
https://thetv.jp/news/detail/242506/
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