ほどなく、照明が明滅し、カサカサと音がする。振り向いて個室に声をかけるも誰もいない。すると、個室の戸がゆっくり奥へと開く。目に入ってきたのは棚に置かれたトイレットペーパーで、風のせいかと思った瞬間、さらに戸が開き、壁に恐怖新聞が出現。
トイレを飛び出し、逃げるように自転車をこぐ詩弦。道の先に停車中のトラックが見えると、突然、顔面に新聞が飛んでくる。慌てて手で剥がすも、バランスを崩して自転車ごと滑り込むようにトラックの下へ。起きあがり、自転車を引き出すと、後輪に恐怖新聞が。
自宅マンションに戻るも何度も襲って来る新聞の恐怖から「助けて、神様」と祈っていると、ガチャリと玄関ドアが解錠する。ゆっくりとドアが開くのを見た詩弦は、部屋の隅にうずくまって、耳を塞ぐ。震えるその肩に手が伸びて、肩をつかまれ絶叫する詩弦。
しかし、それは歌子だった。安堵から詩弦は歌子に抱きつき、泣きながら事情を話すと、歌子は恐怖新聞の存在を信じることに。
すると、突然ベランダの窓ガラスに何かがぶつかる音が。見に行くと恐怖新聞が貼り付いている。
その後、予言された児童虐待死事件を防ぐべく、詩弦と歌子は刑事の篠崎(駿河太郎)に協力を求め、動いていく。
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