鴻上尚史作・演出「ハルシオン・デイズ2020」上演決定“間違いなく、刺激的で面白い作品に”

2020/09/15 14:45 配信

芸能一般

上演が決定した鴻上尚史作・演出「KOKAMI@network vol.18『ハルシオン・デイズ2020』」の出演者たち

上演が決定した鴻上尚史作・演出「KOKAMI@network vol.18『ハルシオン・デイズ2020』」の出演者たち

鴻上尚史が、さまざまな人たちと出会い、公演するために作ったプロデュース・ユニット「KOKAMI@network」のvol.18公演「ハルシオン・デイズ2020」が、10月31日(土)~11月23日(月・祝)に紀伊國屋ホールにて上演されることが決定した(※大阪公演もあり)。

絶望と救済、そして希望を今作のテーマに、4人の登場人物が妄想・幻影・虚構と向きあいながら、目まぐるしく物語が展開していく。鴻上作品のなかで、もっとも多く上演されている「トランス」のテーマを引き継ぎ、2004年に初めて上演され、2011年のロンドン公演を経て、“今だから”届けたい作品として2020年版の上演を決意した。

柿澤勇人が主演を、そして、南沢奈央須藤蓮石井一孝といったキャストと共演する。

以下に、作・演出の鴻上尚史と出演陣のコメントを公開する。

作・演出:鴻上尚史コメント

「ハルシオン・デイズ2020」を上演することに、本当にいろんな思いがこみ上げています。

初演は、自殺系サイトで出会った4人の物語でした。2020では、ツイッターの#(ハッシュタグ)自殺で、出会った4人の物語です。初演は、そのなかのひとりが「人間の盾」になりますが、2020では、目に見えない「自粛警察」に戦いを挑みます。

すてきなキャストが集まってくれました。やさしさとたくましさが両立する柿澤勇人さん、僕とは二回目、知性と実力が光る南沢奈央さん、チャレンジ精神と野望にあふれた須藤蓮さん、色気と安定のベテラン石井一孝さん。間違いなく、刺激的で面白い作品になると思います。劇場でお会いできることを祈っています。

柿澤勇人コメント

出演予定だった、ミュージカルの中止が発表されたすぐに、鴻上さんから一緒に芝居をやろうと声をかけていただきました。また舞台で芝居ができるんだ、しあわせだな。というのが率直な気持ちです。この状況下で、役や作品がどんどん失われていったなかだったので……今まで10数年演劇をやってきましたが、今までとは違う感覚のうれしさでした。

鴻上さんと、この「ハルシオン・デイズ」についてお話した際、とにかく「生きろ!」というメッセージを伝えるためにやりたいとおっしゃっていたのが印象的で、その言葉で自身もさらに身が引き締まりました。鴻上さんは、僕のような若造の意見にも耳を傾けてくれて、かつ、導いてくれる、そんな印象です。そしてすてきな俳優の方々が集まりました。

生きること、命について考えさせられるすてきな作品です。かけ抜けます。

南沢奈央コメント

鴻上さんの作品に出演させていただくのは、4年ぶりになります。どんな影の部分も、テンポよく、むしろ明るく作り出されていく世界観が私はとても好きです。

「ハルシオン・デイズ 」は、死を目の前にして表れる“人の本質”が色こく描かれます。16年前の初演時とは、大きく変化した世の中になりました。とらえ方がまったく違うものになるのではと思う一方、時代を問わずに私たちの胸に響く、普遍的なメッセージがたくさん込められていると思います。私自身が作品から感じた「生き抜く力」を持ち、「今上演する意味」というのをかみ締めて演じたいと思います。

須藤蓮コメント

半年ほど前に、自身の俳優としての実力のなさ故、二度と舞台に立つことはできないと確信していたものですから、まあ縁がないだろうとぼんやりしていましたので、決まったときは少しギョッとしてしまいました。自分にはもったいないほどの役をいただきましたが、それに見合うところまで、ていねいにたん錬していきたいです。

たった一日先のことすらわからない世の中ですから、この舞台で、突然、芝居が大好きになることだってあるんじゃないかと期待しています。

石井一孝コメント

「蜘蛛女のキス」というミュージカルでモリーナという愛深きトランスジェンダーを演じたのは10年ほど前だったか。

「女言葉や女性としての自然な所作」という設定が難しく、膨大なセリフもなかなか覚えられず、七転八倒の毎日でした。

しかし仲間達と絆を重ねあい壁を超えると、女でいたいというモリーナの心が、男の私にも伝わり、生き生きと女を生きられたのだ。

今回は哲造というゲイの役。モリーナとは違い、男として男を愛する役ではあるけれど、自分のいつもの言葉とは違うセリフで、難しい役であることは似ていると感じる。けれど今度は最初からうまくいく...気がしている。

しかし鴻上さんとは初めまして。「生きる!」というテーマに立ち向かうのはきっと大変な毎日になると思う。でもHalcyon days(穏やかな日々)を少しでも早く迎えられるよう、気を引き締めて挑みたい。

鴻上尚史作・演出「KOKAMI@network vol.18『ハルシオン・デイズ2020』」
【東京公演】10月31日(土)~11月23日(月・祝) 紀伊國屋ホール
【大阪公演】2020年12月5日(土)~12月6日(日) サンケイホールブリーゼ

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