長谷川京子、シングルマザー役に意気込み「愛情の深さや大きさをどのくらい表現できるか」
長谷川京子、木村多江、貫地谷しほりからメッセージ
――出演オファーを聞いた際の心境を教えてください。
長谷川:お子さんが二人いらっしゃったり、息子が野球をやっていたりなど共通点があったので、もし自分の息子が病気になってしまったら、自分は息子のやりたいことを諦めさせるのかどうするのか…すごく考えさせられるような気持ちになりました。
木村:とても温かい家族の話、そして、女性の生きざまを見ることができる役をいただき、とてもうれしかったです。
貫地谷:母親になったことはないので、本当の意味で理解が追いついているかは分かりませんが、親が子を思う気持ち、子が親を思う気持ちというものはいつの時代も変わらないのかなと思いました。
――役柄について教えてください。
長谷川:真弓さんはシングルマザーで子ども二人を育てて、子どもの前では弱いところを見せずに常に明るいお母ちゃんに徹していました。心中を思うと、心が砕けそうになったときもあると思いますが、とにかくきっとがむしゃらにやってきたのではないかと思います。
彼女の、子どもに注ぐ愛情の深さや大きさを自分がどのくらい表現できるか、挑戦だと思っています。
木村:台本を読んだ時、愛情にあふれ、ひたむきで一生懸命生きている早苗さんと家族の愛の物語に、とても温かい気持ちになりました。ご覧になる方にもその温度が届くようひたむきに演じたいです。
貫地谷:等身大な女性だと思いました。つらくても元気に沈みすぎないように気を付けたいなと思っています。
――視聴者にメッセージをお願いします。
長谷川:子育てに正解不正解はないと思います。リスクを持っても子どもがやりたいと思うことを応援するのか、先回りしてリスクを回避するのか。私は真弓さんと同じ前者だと思います。
しかしそこに正解はないので、そういう部分も、子どもをもつ親御さんたちに見ていただいて、皆さんがどう感じるかを、私自身も知りたいです。
木村:心が折れてしまいそうな時、そこから一歩、また一歩と脆さに揺れながら希望を見出す物語。優しくすてきなお父さんと、傷つきながらも生きる子どもたちと母親。初挑戦の空手での親子対決?とともに、心をほっこりとしていただけたらうれしいです。
貫地谷:もしかしたら、工夫次第で自分らしく毎日を送れるのかもしれないと思いました。前向きな気持ちになれますのでぜひご覧ください。