尾上松也、ABEMA初MCの番組内容に「僕だったら受けません!」驚くべき過酷な企画とは!?<インタビュー>

2020/09/16 13:00 配信

バラエティー

受けてきて学んだ、“オーディションのリアル”とは


役者として、オーディションはこれまで数々経験してきたそう撮影=永田正雄


――MCとしてどのようなところに注目していきたいですか?

僕もオーディションを何度も受けたので分かるのですが、オーディションって1日行くだけでも二度と行きたくないと思うくらい精神的に疲れるんです。それが毎日あるという環境で審査されて、しかも、昨日まで一緒にやっていた仲間は落ちるかもしれない。こんな大変な企画、僕だったら受けませんよ。本当に、いま30歳を超えててよかったな~と思いました(笑)。ですので、この企画に挑戦しようと思っただけでも僕からしたら全員に賛辞を贈りたい気分です。

ですが、僕も舞台人、演劇人としてやらせて頂いている以上、若手俳優の方々が舞台に立った時のことを考えてしまうので、不得意だったものがどれくらい得意になるのか、個人個人の成長や可能性に注目していきたいですね。

――オーディションでの経験を通して学んだことは何ですか?

“気持ち”ですね。うまいか下手かの以前にやりたい気持ちがあるか、そこが相手に伝わるかどうかはけっこう大きなところで、変に小細工しても駄目ですし、それに対する準備は必要だと思います。オーディションなんてほとんどの方が落ちるんですよ。回数を重ねて諦めずにやり続けることで何かが花開いていくので、諦めずに信じ続ける気持ち、継続させる力が一番大事だと学びました。受かる受からないよりもそこで全力を尽くすこと。たとえ不合格でも審査員の誰かの印象に残れば次につながるわけですから、一生懸命やることで誰かにつながるかもしれないと思うことは大事ですね。

――モチベーションはどのように維持されていましたか?

オーディションに受からない頃は基本的にネガティブに考える要素しかないんですよね。そういう時は、例えば今回で言えば堤幸彦監督の映画の舞台あいさつに立っている自分をイメージする。そういう妄想を膨らませて、根拠がなくても自分が勝っているイメージを常に抱き続けることが、僕はモチベーションにつながりましたね。ですが、落ちた時は何がいけなかったのかは考えなくてはいけないですし、成長する努力は必要です。そして、自分を応援してくださるファンの皆さんやマネージャーさんのために頑張ろうという思いを持つことは大切だと思います。