――中田監督から何か言われたことはありますか?
あんまり言われなかったですね(笑)。鬼形礼ということなのでお願いします、みたいな感じでした。衣装をどうするかは結構話しました。浴衣なのか、着物なのか、和装なのか。病人として寝巻の過ごしやすい格好でもあるような、良い雰囲気の衣装になりました。
――映画「事故物件―」に引き続きホラー作品に携わっていますが、心霊体験などされましたか?
僕はなかったですね。霊感もなく、怖い体験はしなかったです。鬼形礼を演じるということで少し恐れていたのですが(笑)。心霊現象や超常現象を信じていないわけではなくて、そういうことはあると思っているので、そこに寄り添って自分がそういう存在にパワーをもらってできたらいいなと思ってやっていました。
――最近は“個性派俳優”や“クセメン”などと言われていますが、そのことについてはどう感じていますか?
“クセメン”という言葉が僕は大好きで、すごくうれしいです。クセという言葉って、その人個人を表す言葉で、100人いたら人それぞれみんな違うクセを持っていて、その個性を言葉に表していると思います。なので、“クセメン”という造語を作ってくださったのはすごくうれしかったです。
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