――そして、「Banzai」と「HEADBANG!」についてもおうかがいさせてください。「Banzai」は32秒、「HEADBANG!」も30数秒……衝撃の長さというか、短さです。
佐野:これについては(曽野)舜太くんから。
曽野:任せてください!
――では、お願いします!
曽野:(ゴホッと咳き込む)緊張しちゃった(笑)。えっと、まず最初に「Banzai」。この曲は32秒で、業界初なんですよ。
吉田:そうなの?
曽野:違う。言い過ぎました(笑)。言い過ぎたんですけど、前代未聞っていうぐらいの短い曲であることは確かです。でも何か、リフレッシュするにはピッタリの曲です。ちょっと休憩したいというか、盛り上げたいというか……どっちやねんって感じですけど(笑)。盛り上がりたいなってときに1回再生ボタンをポチッと押すだけで、すぐにシュカッてなれる。
佐野・塩﨑・吉田・山中:シュカ?(笑)
曽野:シュカッとリフレッシュできる曲なので、気合入れたいときに是非! そして「HEADBANG!」の方ですけど、M!LKでもこんなにロックテイストな曲はなかなかない1曲になっています。先日のオンラインライブで1回やらせていただいたんですけど、この曲では首をガン回しするんですよ! タイトル通り、みんなでヘドバンをしてます。(メンバーに向かって)どう?
佐野・塩﨑・吉田・山中:爆笑
吉田:ネタが尽きた〜(笑)。
山中:急になくなったね〜(笑)。
佐野:脱力したわ(笑)。でも本当、ファンの人がみんなビックリしてて。コメントとかにも「ん? 何が起こったんだ、今!?」みたいなのがいっぱい届いてました(笑)。
塩﨑:勢い的にF1ぐらいすぐに過ぎ去っていくもんね。
吉田:今、舜太が言ったのもそうですけど、この2曲って僕が思うにM!LK入門編だと思うんですよ。友達とかから「M!LKってどんな歌歌ってるの?」って言われたときに、30秒だからすぐに聴いてもらえる。
佐野:これ聴かせるの!?(笑)
吉田:「Banzai」と「HEADBANG!」ってバリエーションもあるし。
山中:「HOME」を聴かせてほしいな。
吉田:あ。「HOME」か。
佐野:まずは「HOME」じゃん。
吉田:前言撤回します(笑)。でも、どちらもライブ映えする曲だなって思います。「Banzai」は前にオンラインライブで4回くらいやって、すごい面白かったんですけど、お客さんの前でやったらもっと盛り上がるんじゃないかなって。「Banzai」も「HEADBANG!」も早くライブでやれたらいいなと思います。
山中:「HEADBANG!」は4回やりたくないね(笑)。
吉田:あれは首痛める(笑)。
塩﨑:ファンのみんなもやってくれるのかな?
――絶対やってくれると思います。
吉田:Zeppのフロアにある頭が全部揺れるのか……。
佐野:女の子とか大丈夫かなぁ。でも、M!LKのライブでそんなことになったらすごいね!
曽野:その光景、見てみたい!
――この2曲のレコーディングはどんな感じでしたか?
塩﨑:すぐ終わりました(笑)。
吉田:秒速だよね。
塩﨑:この俺でも1テイクで終わった。
吉田:この俺とは?
佐野:どの俺?
塩﨑:いつもすごい時間が掛かるんです。でも、今回は30分満たないくらいで録り終えました。勇斗とか、どうだった?
佐野:なんで俺!?
吉田:お前は無理でしょ、みたいな(笑)。
佐野:いや、僕も本当すぐ……10分とか?
山中:めちゃめちゃ短いじゃん! それは嘘だよ〜(笑)。
曽野:僕は30秒とか?
佐野:ボケるタイミング最悪だぞ(笑)。
吉田:まだ勇斗のターンだから(笑)。
佐野:10分は言い過ぎだけど、でも、20分とかは掛からなかった気がします。
吉田:みんな大体それぐらいだよね。
――それはレコーディングの手応え的にどんな感じなんですか?
吉田:手応えは、多分聞いてくれた人と同じくらいの手応えです(笑)。あ、終わった!みたいな(笑)。ディレクターさんから「以上でーす」って言われたときの、大丈夫かな?感が……。
山中:ヘッドホン取っていいんですか!?っていう(笑)。
佐野:結構一瞬でした。
――みなさんのいろんな面が凝縮された今回のアルバム。リスナーにどんなふうに届いてほしいと思いますか?
吉田:今回のアルバムにはそれぞれの個性が詰まっていると思うんです。それは楽曲だけじゃなくて、MVや特典映像のメイキングとかを通しても、僕たちの素の部分っていうのを感じてもらえるはず。あと、自粛期間中は配信ライブとかもやっていて、そこで披露した曲も収録されているのでその余韻というか、あんなこともあったなって思ってもらえたらうれしいです。そして、何より僕たち初のドラマ主題歌「HOME」を、ドラマとともに楽しんでもらいたいです!
取材・文=片貝久美子
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)