荒川良々の講談を神田伯山が大絶賛!? 「劇場の灯を消すな!本多劇場編」を完全レポート!
小泉今日子 コメント
岩松了さん演出の「隠れる女」(2000年)で初めて本多劇場の舞台に立たせていただきました。まだ歌手活動の方が多かった時期だったので数ミリかもしれないけど女優として一つ階段を上った気分になったことを覚えています。本多劇場は下北沢の聖地ですね。たくさんの役者さんが目指し、夢を支えてきた。ずっと下北沢に佇んでいて欲しい場所です。
朗読劇は、原作の「ペンフレンド」を十代のころに読んでいたのでお話を頂いた時にとても嬉しくて興奮しました。19歳の役なのでちゃんと演じられていればよいのですが(笑)。
宮藤さんと細川さんの演出は、仲間として何かを一緒に作っているという感覚があってとても楽しい時間でした。宮藤さん、細川さんらしい演劇っぽさが追加されていて新鮮でした。皆川さんが数人をおひとりで演じられるのが想像以上に面白かったです。
皆川猿時 コメント
本多劇場は、繊細なお芝居も面白い顔もちゃんと伝わる大好きな劇場です。今はコロナのせいで、役者もお客さんもめちゃくちゃドキドキしてると思うんです。
なんだろう…初恋ってこんな感じでしたっけ?いやいや、全然ちがいますね、ごめんなさい。一日も早く、お互いリラックスできるような、恋人同士のような関係に戻りたいです(笑)。
初めての朗読は、僕にとってご褒美でした。お相手が小泉今日子さんだなんて、もうね、一生の思い出です。ありがとうございました!
荒川良々 コメント
講談、疲れました(笑)。宮藤さんから提案され、伯山さんの講談をYouTubeで見てもいましたし、宮藤さんが脚本を書いてくれるというので「頑張ります!」と。
しかし難しくて…伯山さんの初見での実演が本当にすごかったんですよ。これは素人が登る山じゃない、とんでもない企画だと思いました。釈台までお借りしてひたすら稽古しました。コロナ禍だったからこそ講談をやる機会が降ってきたのかな、と今思っています。
僕は本多劇場での「ヘブンズサイン」(1998年)が初舞台でした。その時多くのお客さんが当日券に並んでいる前で、顔田(顔彦)さんが「もうやだ!帰る!」とか言って階段落ちして、男優陣で蒲田行進曲を歌ったのを鮮明に覚えています(笑)。芝居やりたいですね。
神田伯山 コメント
落語は多くの著名人がやられてると思いますが、講談はほとんどいない。荒川さんの出来が素晴らしかったので、今後講談をやる人がやりづらいんじゃないかな(笑)。やっぱりすごい役者さんは違いますね。たった一週間でこんなに仕上げてくるとは!
張扇は素人の方がやると音が良くないんですよ。すごく練習されたんだと思います。ピシッと音がするたびに空気が変わってましたよね。完璧でした。あと、僕風の講釈でやっていただいているのですが、「僕風の講釈、面白いな」と改めて自画自賛しました(笑)。
宮藤さんの脚本は「中村仲蔵」のパロディ版で、本多劇場、大人計画などの情報を入れ込み全く知らない人も楽しめるエンターテインメントになっていて感服しました。誰にでもおすすめしたいです。
9月26日(土)昼3:00ー5:00
WOWOWライブにて放送
https://www.wowow.co.jp/gekijyo/