――高井さんご自身もそうあるべきと思われているわけですね。
私はもう絶対そうあるべきだと思っていますよ。トランプの4年間、足踏みしてしまったけれど、これは仕方がない。でも、8年間となるとちょっと長すぎる。その間に中国も進んで、ヨーロッパもどんどん進んでいく。
全世界がどんどん脱炭素の方向に進んでいく中で、アメリカだけがパリ協定に批准せず、しかも脱炭素を否定している。そうなるとこれは取り返しがつかないですよね。4年だったらまだなんとかなります。アメリカにとっては、このタイミングが最後のチャンスかもしれません。
私は変わることを期待しています。バイデン大統領になって、それから上院も今は共和党が多数派ですけど、これも民主党に変わって、民主党の大統領、民主党の上院、民主党の下院と、民主党のトリプルブルーになれば、民主党のやりたい政策が、議会に邪魔されることなくすべて可能になる。それをやらないとアメリカはこの4年間で相当世界から、グローバリズムから取り残された状態になってるわけです。あちこちでいろんな軋轢が起きてもいる。
だから、このタイミングを逃してもらいたくないし、政権交代はやっぱり起こってもらいたい。グローバリズムとか国際連携とか、今までのアメリカが果たしてきた、世界のリーダーというポジションに戻ってもらいたいと思っています。
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