松井は「うん」とうなずくセリフに挑戦する。一度録った後、監督からの「もっと楽しそうに」という指示に「頑張ります!」と明るく答えると、台本を床に置き、集中している様子。声のトーンや息遣いなどを細かく変えるなど、何パターンも収録し、監督からの「OK」が出ると、安堵の表情を見せる。
「普段のお芝居ってすごく体を使っているんだなということを実感しました。でも、アニメーションは画がメイン。そこにどう声を乗せていくのかというのが肝なので、声のニュアンスが実写だったらOKでもアニメだと伝わらないとなると、じゃあ私が今持っている技術をどう出せば、この体をどんなふうに鳴らせば、求められるところに到達できるんだろうか?と悩みました。
『うん』って一言言うだけだったり、涙を飲むところだったり、本当にちょっとしたニュアンスで聞こえ方が変わってしまうのですごく難しかったです。
監督はお芝居の感情を優先したディレクションをされていたので、バランス良くまとまっているんじゃないかなと期待しています」
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