松岡茉優“玲子”と三浦春馬“慶太”の恋の結末は!?東仲恵吾P「全⼒で紡ぎ上げた物語をみなさんに⾒届けていただきたい」<おカネの切れ目が恋のはじまり>
こだわりの玲子の財布と実家
――玲子の手縫いのバッグや衣装がドラマ内に出てくると思うのですが、こだわりがありましたら教えてください。
玲子は、もの一つ一つに愛着を持っていて、彼女なりの「美学」というものがあるんです。ただ単に古いものを使っているからいいということではなくて、気に入ったものをずっと使い続けているような。
なので、最初に玲子の服装の方向性などを決める段階でスタイリストさんや、美術さんとたくさん時間をとって話しました。その中で特にこだわったのは、財布です。
玲子はかわいさと使いやすさの両方にこだわる人なので、財布の中もコインケースでひとつずつセパレートされていて、外側もかわいく見えるようにこだわって作りました。
――玲子の実家などのセットにもとてもこだわっているかと思うのですが、そちらについても教えていただけますでしょうか?
玲子の実家が鎌倉という設定で、またベースに「方丈記」の世界観があったので、台本を作っていく中で大島さんと話し合いまして、美術さんがそれを体現してくれましたね。
古いからいいということではなくて、日本の持つ価値観や昔からの素晴らしさを、今でもかわいらしいなって思えるような歴史みたいなものをセットで表現してくれました。
玲子も玲子のお母さんも自分の美学があるので、アンバランスなものも置いてあって、そのアンバランスなものをセットに溶け込ませるのには苦戦していましたね。