女優・百山月花、役作りの苦労を明かす「怒怒怒怒っていう雰囲気」
舞台は私立天聖女子学園
――では、役どころとストーリーについて教えてください。
由緒正しきお嬢様学校・私立天聖女子学園を舞台にした学園もので、キャストは全員女子高校生役となります。ある日、文武両道の転校生がやってくることで、学園内に騒動が巻き起こってしまう…という展開です。
少子化によってどの部活も部員が足りないので、なんとか彼女を勧誘して部を強化したいと狙っているんです。
――西岡実沙の印象と役作りは?
普通、役には喜怒哀楽があるんですけど、ずっと怒ってる子なんです。もう、喜怒哀楽じゃなくて、怒怒怒怒っていう雰囲気で!
でも、実際に演じてみると、怒るのって簡単なようでいて、結構難しいと思ったし、稽古を重ねるたびに、ますますその思いが強くなりました。
お芝居では、ただ大きな声を出して怒っている人だと思われたくなかったので、ちょっと小ばかにするような雰囲気で話すとか、悔しい怒りなど、怒怒怒怒の中にもグラデーションを付けるようにしています。もうそのすみ分けすみわけが大変で!
――舞台の見どころは?
やはり、転校生をきっかけに巻き起こった学園内の騒動が、どのように決着するのか?という部分には注目してほしいです。
人間関係もいろいろと変化していくので、それぞれの部活のメンバーの心の動きもお見逃しなく。全員に見どころがあるので推し変注意です。
実沙に関して言えば、部員獲得のためにガンガン突っ走る実沙と、他の部員たちとの関係がどうなるのかが見どころですね。
実沙の真意は部員たちに伝わるのか?果たして全員和解できるのか?もう、これ以上はネタバレになっちゃうので言えません(笑)。とにかく新しい百山像が見られますので、ぜひ会場に来てほしいです。
10月16日(金)~25日(日)
築地本願寺ブディストホールで上演
【HP】http://rave.mono-dukuri.com
■百山月花 Twitter
https://twitter.com/momoyamatsukika