「恐怖新聞」がついに最終話! 出演者クランクアップコメント公開、白石聖「佐藤大樹さんは太陽みたいな人」
黒木瞳「『3K (恐怖、ケレン味、共感)』というものを、視聴者の方々に提供できたかなと」
――撮影中、印象的だったエピソードを教えてください。
黒木瞳:ホラーではいろいろあり得ないことをやらせていただけるので、演じていて楽しい、というか笑っちゃうんですけど、印象的だったのは第5話で、空元さん(横田栄司)に言う「地獄に落ちな、クソ坊主」というせりふがあって。「クソ坊主」なんて、40年の女優人生で初めて!
第6話では桃香ちゃん(片山友希)の生首が出てきますが、生首役も、さすがにまだ一度もなくて。本作は初めてのことがいっぱいで…。
例えば同じ6話では、すりこぎで剣道の面を打つように振りかぶって、EXILEの若きパフォーマー(※佐藤大樹)を殴った上に、娘に「ちょっと待って、もう少しで殺せるから」とか言うんですよ、もうおかし過ぎますよね。
ちなみに第2話で遺骨を食べるシーンは、服部大二監督が「カリッと食べていただきたい」と言うので、「大丈夫ですよ、私2度目なんで」と言ったら、「知っています、『姐御』(※1988年公開の映画)でしょ?」って。
私、その映画で松方弘樹さんの骨(※松方さんが演じる夫・紺野淳一の遺骨)を食べていますから。もういろんなことをやっているので、2回目だとそんなに新鮮じゃないです(笑)。「クソ坊主」の方が新鮮でしたね。
――最終話に向けて、視聴者にメッセージをお願いします。
黒木:後藤(勝利)プロデューサーが最初におっしゃった「3K (恐怖、ケレン味、共感)」というものを視聴者の方々に提供できたなと、全編演じてみて腑(ふ)に落ちた感じはしております。
自分の出番だけじゃなく、大変個性的な面々のたくさんのご苦労があり、それらがうまく絡み合って「恐怖新聞」という作品が出来上がっています。最後までツッコミながら見てください。