新木優子、初の記者役で感じた「正義」「メディア」に対する思いとは? <「連続ドラマW セイレーンの懺悔」インタビュー>
サスペンス作品の撮影は「ちょっとした仕草や演技の裏側を見ているようで刺激的」
――撮影現場はどのような雰囲気でしたか?
新木:すごく気合いと活気が溢れている現場でした。撮影が始まってから1週間くらいは、本当に灼熱という言葉がピッタリなくらい暑かったので、「大丈夫かな?」と思ったんですけど、暑さに負けず頑張っていました(笑)。
すごく天気に恵まれた撮影チームで、外での撮影の時はすごく晴れて、室内での撮影の時はちゃんと雨が降るっていう(笑)、本当に天気を味方に付けているんじゃないかと思いました。
シリアスな作品ですが、重苦しい空気で慎重に進めていくというよりはメリハリがしっかりしているというか。シリアスなシーンでは皆さんが空気感を作ってくださるし、自分自身も作品の世界観に入り込める感じなんですけど、そうじゃない時は現場の雰囲気も明るいですし。
監督もリハーサルが終わった後に役についていろいろと意見や提案をしてくださったりするので、監督が先頭に立って明るく活気あふれる現場を作ってくださってるなという印象がありました。
――今回は実力派キャストの方々との共演となりますが、共演者の皆さんとのエピソードがあれば教えてください。
新木:すごく刺激的ですね。サスペンスって、見る側は犯人がわからない状態で話を進めていける楽しさがあると思うんですけど、撮影する側は当然すべてを知った上で撮影しているという。
だからこそ、役者のちょっとした仕草や演技がなぜそうなっているのかが理解できて。そこが何か裏側を見ることが出来ているような気持ちで、演じていてすごく面白かったです。
池内博之さんをはじめ、本当に皆さん想像していた以上に素敵なキャラクターとしてそこにいてくださるので、私自身もすごく刺激をいただきますし、とにかく楽しかったですね。
物語のキーアイテムは「兵頭さんの孫の手」!?
――非常にリアリティーのある作品なので、報道フロアのセットや、記者クラブのセットなど、撮影現場もかなり作り込まれていたのではと思いますが、新木さんからご覧になってセットの様子はいかがでしたか。
新木:(多香美が働く)帝都テレビの現場はすごくリアルで。エキストラの皆さんも、自分たちの私物を持ち込んでデスクを飾っていたりしていて、それぞれの個性がすごく出ていて面白かったです。
――美術さんが用意されたアイテムや、演者の皆さんが持ち込まれたアイテムの中で、特に印象的だったものはありましたか。
新木:(池田成志さん演じる)兵頭さんがいつも持ち歩いている「孫の手」のようなアイテムがあるんですけど、それがあると「兵頭さんがいる!」っていう印象が強かったですね。
兵頭さんはそれで肩とかをマッサージするだけじゃなくて、人を指す時などにも使ったりするので、やっぱりそういうアイテム一つでキャラクターを表現できるというのは素敵だなと思いました。
10月18日(日)スタート
毎週日曜夜10:00-11:00
WOWOWプライムにて放送
(※全4回、第1話無料放送)
https://www.wowow.co.jp/drama/original/sirens/
■「連続ドラマW セイレーンの懺悔」第1話冒頭約10分間 先行配信
ドラマ公式サイト、及びWOWOW公式YouTubeチャンネルにて配信中
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