バンタム級のWBAスーパー王座とIBF王座に君臨する井上尚弥が、日本時間11月1日(日)にアメリカ・ラスベガスで、ジェイソン・マロニーを相手に防衛戦に臨む。井上にとっては、多くのメディアから2019年の年間最高試合に推されたノニト・ドネアとの激闘から約1年ぶりの試合となる。
この試合がWOWOWで生中継され、決戦を控えた井上に同局が直撃。井上からは「絶対に倒します!絶対に。それだけの意気込みでラスベガスに行くので」と力強いKO宣言が飛び出した。
もともと井上は、4月にWBO王者のジョンリエル・カシメロと3団体の王座統一戦を行う予定だったが、新型コロナウイルスの影響により計画が変更。相手はWBA2位、WBC5位、IBF4位、WBO1位のマロニーに変わった。
試合は無観客で行われ、2万人の大観衆の前で戦ったドネア戦とは状況が激変する。以前は「その点だけが心配」と話していた井上だが、「だんだんとイメージが湧いてきました。いろいろと(無観客試合の)動画もアップされていますし、そういうのを見て自分の中でイメージはできています」と不安は払拭されている様子。
もちろんトレーニングも順調に進んでいる。ただ、いつもは海外からスパーリング・パートナーを招聘しているが、コロナ禍の今回はそういうわけにはいかなかった。「調整はいつも通りですが、海外やほかのジムからスパーリング・パートナーを呼べなかったりしたので基本的には大橋ジムの選手とやるようにしています」と練習状況を説明。相手を想定して強化した点についても尋ねたが、「それはちょっと言えませんね」と笑ってはぐらかされた。
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