山里亮太が書き下ろした「幼なじみ・森七菜との恋バナ」には男子の夢が詰まっていた<あの夢>
天然で強引なヒロインは「ひたすらかわいい」
この「透明人間」のストーリーは、切なさとキュン心が入り混じる秀逸な回だった。
まず、友だちのいない“僕”と、多くの人に愛されるヒロインが幼なじみであるという設定にワクワクさせられる。ヒロイン・七菜にだけは「僕のことが見えている」、つまりヤマの存在を唯一認めてくれている女子であるという“女神感”がたまらない。
七菜は、パフェを二つ頼んでしまうかわいさを持ち、悲劇のヒロインになるための努力がことどくズレている天然さがあり、どんなに周りが“僕”を無視しても気にせず笑顔で近づいてくる。
かき氷をたくさん食べて風邪を引き、病弱になりたいと考える七菜だが、実際に風邪を引いたのは七菜に付き合ってかき氷を食べたヤマだけ。「ヤマのそういうとこ、大好き」と言って見舞いに来た七菜は、枕元で「うつして治せ」「付き合わせてごめんね」とかわいい限り。こんな子が学生時代にいつも横にいたら、幸せだろうなと思わざるを得なかった。
山里の妄想をストーリー化しただけあって、女子と“僕”の関係性も、女子の性格も状況も、男子からしたら「100点!」と言いたくなる回だったのでは。
視聴者もSNSで「森七菜満載で、良き良きドラマでした」「ひたすらかわいい幼なじみ」「これ以上ないシチュエーションを詰め込んだ欲張り幕の内弁当」といった声が寄せられていた。
次回、第4話は10月23日(金)放送で、ヒロインは飯豊まりえ。大好きだった拓海(佐藤寛太)への告白に失敗したまりえ(飯豊)。後悔していると、突如謎の男(仲野太賀)が目の前に現れ、後悔を消して思い通りの人生を歩めるという“リセットボタン”なる物を渡してきた。疑いながらもまりえはボタンを押してみる。
文=ザテレビジョン ドラマ部
毎週金曜夜0:12-0:52ほか
テレビ東京系で放送
原作:山里亮太「あのコの夢を見たんです。」(東京ニュース通信社)
出演:仲野太賀、中条あやみ、芳根京子、森七菜、飯豊まりえ、大原櫻子、山本舞香、大友花恋、白石聖、鞘師里保、池田エライザ
監督:大九明子、瀬田なつき、枝優花、松本花奈
脚本:政池洋祐、家城啓之、三浦希紗、野村有志
脚本監修:山里亮太
チーフプロデューサー:阿部真士
プロデューサー:倉知雄大、和田圭介、瀬島翔
【HP】www.tv-tokyo.co.jp/anoyume/
【Twitter】@tx_anoyume
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