映画「ファンファーレが鳴り響く」主演・笠松将&ヒロイン・祷キララ、渾身の共演「こういう規模感で僕のことが観られるのは一旦最後」

2020/10/21 11:31 配信

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祷「笠松さんが言った『この映画、面白いかもな』がすごく嬉しかった」


映画「ファンファーレが鳴り響く」(C)「ファンファーレが鳴り響く」製作委員会


――明彦役の笠松将さんとの共演はいかがでしたか? 笠松さんがぽろっと言って嬉しかった言葉があると聞きましたが?

祷「笠松さんはもともと共演したいと思っていて、今回初共演でした。私は、笠松さんから出るもので心を動かされたりだとか、いろいろな感情を持つことがあったりと、役者として1番楽しい瞬間を感じられたので、すごく素敵な俳優さんだと思っていました。ただ、仕事のことをしゃべることもなかったから、笠松さんが一緒にやってどうだったのか最後までわからなかったんです。

最後、ラストカットを撮った時に、ずっと明彦と光莉がずっと向こうまで歩いていくというシーンで、やっとカットかかってカメラの方に一緒に戻っていた時に、笠松さんがぽろっと、『この映画、面白いかもな』って言ったんですよ。それがすごく嬉しくて。盛り上げるためにだとか、お世辞とかでは一切なく、ふと思って出ちゃったみたいに言っていたのがすごく嬉しかったです。一緒に作品を作ってきて私たちが俳優としてできることはすべてやって、それが終わった時に『面白いかもな』と言ってくれた時に、一緒に作品を作った時間が認められたような気がして、すごく印象的でした」

――メッセージをお願いします。

祷「迷っていたり、葛藤していたり、苦しいというような気持ちに共感できる人には、何か響く瞬間があるんじゃないかなと思うので、“こういう作品”という風に見ずに、私たちが現場で作ってきた時間をスクリーンを通して一緒に経験してもらいたいし、それを経験した時に、この映画が外の世界の支えに繋がるきっかけになるんじゃないかと信じているので、そういう人に届けたいなと思います。気負わずに見ていただきたいです」

観終わった後はきっと、事前に読んだあらすじや写真から想像した作品ではなくなっているはず。森田監督の意欲作「ファンファーレが鳴り響く」本編から、冒頭シーン6分半の映像が「ザテレビジョンYouTubeチャンネル」にて独占公開中だ。血まみれの悲劇を想像させる映像に心が揺さぶられるだろう。