映画「ファンファーレが鳴り響く」の森田和樹監督が断言「刺さる人に刺さる」

2020/10/22 21:46 配信

映画

主演について「 『あの笠松将ダメだよね』と言われることが、1番不安だった」


映画「ファンファーレが鳴り響く」(C)「ファンファーレが鳴り響く」製作委員会


――脚本を開発する上で注意した点はどこですか?

森田「自分のやりたいことをやろうという意思を通したことです。見え方を気にしたりというよりは、自分のしたいことを詰め込むことを意識しました」

――笠松さんのキャスティング理由をお教えください。

森田「もともと一方的にいい役者さんだと思っていました。明彦のキャスティングでプロデューサーが挙げてくださった中に笠松君がいて、ご一緒したいと思いました。彼は彼なりに不安があったんですが、一緒に話した時に腑に落ちて、ぜひ一緒にやろうとなりました」

――不安な部分とは?

森田「いつも演技をすれば話題になって、いい役者だと言われる笠松将という役者が、森田和樹の作品に出て、『あの笠松将ダメだよね』と言われることが、1番不安でした。明彦と笠松将さんを並べた時に、正反対だと思ったんです。それは笠松君も思っていたみたいで、会った初っ端に、『僕で大丈夫ですか?』と一言言ってくれて、それを言ってくれたからこそ、ご自分のことを客観視しているから信頼できると思いました。違和感なく演じてくれるだろうという期待に変わりました」

――笠松さんとご一緒していかがでしたか?

森田「アグレッシブでした。勢い、パワーがあるし、中心にいる人だと思いました。役のこと、映画のこと、自分の見え方も考えているから、一緒にやって刺激的でした」