綾野剛&北川景子出演、映画「ドクター・デスの遺産」本編映像解禁『居酒屋のシーン、もっと見たかったですね』
11月13日(金)に全国公開される、綾野剛と北川景子が出演する映画「ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-」の本編映像が解禁された。同作は、作家生活10周年で映像化が続く、中山七里のクライム・サスペンス小説「犬養隼人シリーズ『ドクター・デスの遺産』」(角川文庫)を初映画化したもの。
綾野が、主人公の警視庁捜査一課の検挙率No.1の敏腕刑事・犬養隼人を、北川が犬養のバディである捜査一課頭脳派No.1の、冷静沈着な刑事・高千穂明日香を演じる。また、若手俳優の岡田健史が新米刑事の沢田を、さらに前野朋哉、青山美郷、石黒賢ら俳優たちが、犬養&高千穂と同じ警視庁敏腕捜査チームとして参加する。そして、深川栄洋が監督としてメガホンを取る。
警視庁捜査一課No.1コンビと安楽死を手口にする、猟奇的な連続殺人犯“ドクター・デス”との攻防戦をスリリングに描き出すクライム・サスペンスだ。
今回、犬養と高千穂の対照的な二人の、共鳴シーンともいえる居酒屋での絶妙なやり取りの本編映像が解禁となった。
警視庁捜査一課No.1コンビの二人も、居酒屋ではどこにでもいる普通の男女として描かれており、犬養の「おっさんだな」のひと言に不服そうにする高千穂の姿や、娘が高千穂にだけプレゼントをあげていたことに対し、不満をあらわにする犬養の表情など、二人の素の表情を見ることができる。
そして、自分の焼き鳥を奪われたことによって、子供のように駄々をこねる高千穂に振り回される犬養など、先輩と後輩という垣根を超え、二人の立場が逆転した構図が見て取れ、本編をより楽しむことができる映像となっている。
この居酒屋のシーンについて綾野は、「居酒屋のシーン、僕自身ももっと見たかったですね」と撮影を振り返り、北川も「普段のこの人たちはこういう人なんだって、刑事ではない犬養と高千穂の素がかい間見られるシーンです」と語るように、ドクター・デスという謎に包まれた連続殺人犯に追い詰められていくシーンが多い同作の中で、唯一といっていい癒やしのシーンだったと明かしている。
深川監督も、「綾野さんは猛きん類のような捕食者、北川さんは学者のような観察者、といったキャラクターの立たせ方を目指していました」と対照的なキャラクターを目指したと語っているが、「どちらも概念にとらわれ過ぎず、その場の共鳴を信じて、振れ幅のある演出を心がけました」と告白しており、その場の空気、そして二人の関係性を意識して演出を心がけたようだ。
オンラインクリップ(居酒屋編)
原作:中山七里「ドクター・デスの遺産」(角川文庫/KADOKAWA刊)
監督:深川栄洋
出演:綾野剛 北川景子 岡田健史 前野朋哉 青山美郷 石黒賢
(C)2020「ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-」製作委員会
公式サイト: doctordeathmovie.jp
公式ツイッター: @doctordeath1113