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期待の新星!D2・近江陽一郎にインタビュー!

2011/10/15 15:00

DVD「となりの801ちゃん」で腐女子な彼女に振り回される彼氏を演じる近江陽一郎
DVD「となりの801ちゃん」で腐女子な彼女に振り回される彼氏を演じる近江陽一郎

“BL”“腐女子”をテーマにしたラブコメディー映画「となりの801ちゃん Love&Peace」のDVDが10月5日より発売中。同作品の原作は、シリーズ累計60万部突破の小島アジコの人気コミック「となりの801ちゃん」。BL好きな腐女子彼女・801(やおい)ちゃんと、彼女に振り回される彼氏・チベくんが繰り広げる“オタク”ならではのディープな日常が描かれる。

'07年の第1弾シリーズでは、D-BOYSの瀬戸康史が彼氏役を演じた。今回はその第2弾となり、D2の近江陽一郎が主演を務める。彼女役は第1弾と同じく広澤草が演じ、第1弾よりさらにパワーアップした作品に仕上がっている。801ちゃんに振り回されながらも優しい愛情で見守る彼氏・チベくん役で出演する近江陽一郎にインタビューを行った。

――作品の見どころを教えてください。

「まず原作を読んで、チベくんと801ちゃんの関係がすごくうらやましいなと思いました。801ちゃんはすごく真っすぐなんですよね。素直だし、自分の好きなことに対してバーッと真っすぐ走っていく子です。そしてチベくんはそんなパワーがあり余ってる801ちゃんを優しく受け止めてあげる。それぞれ2人がうまくかみ合ってるなあと思うし、あの2人だからこそ魅力を感じるんだと思います。演じる上でもそう皆さんに感じてほしいなと思ったので、広澤さんと一生懸命空気感を作ってきたつもりです。こういうカップルもありなのかなあとか、ちょっとこの2人うらやましいなとか、そういう風に見て感じていただければうれしいです」

――もし近江さんが突然恋人に腐女子であることを告白されたらどうしますか?

「ありだと思いますよ! 僕は多分惚れちゃってるんで、もうしょうがないっすよ(笑)。801ちゃんは腐女子なことを隠さずに全部言って『そういうのが私は好きなんだ!』って真っすぐに生きてるんですよね。僕そういう真っすぐで純粋な子って好きなので。まあ何に真っすぐかっていうのは置いといて(笑)。ただやっぱり最初はびっくりしますよね(笑)」

――広澤さんとは撮影の合間はどんな話をしていたんですか?

「なるべく一緒にいるようにはしてました。ロケバス移動で隣りに座ったりとか、何でもいいからとにかく話そうと思って。広澤さんが壁を作らない真っすぐな方だったので、僕は安心して飛び込んでいけました。一番最初にお会いした時は、すごくきれいな一輪のお花みたいな子が来たなあってイメージだったんですけど(笑)、いざ801ちゃんってなるとパッとスイッチが変わって、エネルギー満点で、演じてるときは本当に801ちゃんそのものでしたね」

――チベくんと近江さんには共通点はありますか?

「僕は基本的には、男女間の関係の時に女性の方が力を持っている方がいいのかなって思います。僕の家庭も母親が一番権力持ってるので(笑)。801ちゃんとチベくんも、801ちゃんの方が力を持っていて、それにチベくんは従ってる。僕も普段は『俺についてこい』よりも女の子が引っ張ってくれた方が好きなので(笑)、そういうところは同じかもしれないですね」

――前作の瀬戸さんと同じ役を演じる上でプレッシャーはありましたか?

「最初はめちゃめちゃありました。一番最初はやっぱり、絶対比べられるだろうなってずっと考えてて…自分の中で勝手にプレッシャーを作ってしまっていたんですよ。でもやってく上で監督さんに『近江くんは近江くんなりのチベくんを作っていけばいいんだよ』って言ってもらえて、それで割と肩の荷が下りました。第1弾の瀬戸さんの時からスタッフさんも役者さんもほぼ一緒の方々で、その中で唯一新しい僕がポンッて主役で入るってことになって…完全によそ者だよなあってすごく思ってたんですけど、皆さんすごくあったかくて優しくて。本当に毎日行くのが楽しくて、常に冗談とか言い合って笑いが飛んでいる現場でした」

――撮影の時に大変だったシーンは?

「半端じゃない量のクッキーを半端じゃないスピードで食べるシーンですね! しかも撮ったのが夜中3時とか4時だったんですよ(笑)。1リットルのアセロラをフラスコに入れてガチで飲むこともありました。撮影は一発OKでした! もう一発しかできないと思ったので、死にものぐるいで飲みました!(笑) あとは…すごいグワーッて暴走する801ちゃんを唖然と見るところとか、ぎゃあぎゃあ言われて涙ちょちょぎれるシーンとか、あれは全部素です(笑)」

――近江さん自身は“オタク”といえるくらい熱中しているものはありますか?

「オタクまではいかないかもしれませんが…読書かな。東野圭吾さんとか、井坂幸太郎さんとか好きでよく読んでいます。今回の話をもらってから、原作の漫画も読みましたよ。初めて読んだ時は、宇宙人と遭遇したんじゃないかくらいの(笑)、『なんだこれ、全然わかんないぞ!』というのが正直な感想です(笑)。腐女子という存在も801の意味も知らなかったので…何回も何回も繰り返し読んで、注意書きもめっちゃ読んで、インターネットで調べて、少しずつ少しずつオタク用語を解読していきました(笑)」

――今回の撮影で気付いた自分の長所や課題はありますか?

「芝居することがすごく楽しくて、好きなんですよ。スタッフさんからも『近江くんほんと楽しそうに芝居するよねえ』って言ってもらえて、そういうのはすごくうれしいです。課題は山積みですよね。まだまだ芝居の目の動きですとか、呼吸とか、相手の言葉を受け取った時のリアクションとか、突発的に起きた時のアドリブ力とか…全部まだまだです。でもこれからどんどんやっていって、ゆくゆくは『素の近江陽一郎はどれなんだろう』って言われるくらいいろいろな役をこなせたらなあって思っています。今後は正義のヒーローとか、まじめな生徒会長とか、熱血青春ドラマとかもやってみたいんですけど、悪い奴こわい奴っていうのもすごいやってみたいですね」

――最後に見る方に向けてメッセージをお願いします

「このDVDはオタクとかそういう要素がすごく強いと思うんですけど、そうじゃなくてある1組のカップルのお話です。2人のやり取りとか空気感を見ていただいて、なんかこの2人うらやましいなあって、ほほえみながら優しい目でぜひ見てください!」

この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。

近江陽一郎(おうみよういちろう)
'89年4月5日生まれ。埼玉県出身。ワタナベエンターテインメント若手俳優集団「D2」のメンバーとして、ミュージカル「テニスの王子様」や映画「ポールダンシングボーイ☆ず」など幅広く活躍中。

DVD「となりの801ちゃん Love&Peace」3360円
発売中
ポニーキャニオン

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