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ドラマ「運命の人」原作者・山崎豊子からメッセージ「感動するドラマを願う」

2011/11/10 22:52

主演は本木雅弘。松たか子、真木よう子らと共に激動の時代を生き抜く姿を演じていく
主演は本木雅弘。松たか子、真木よう子らと共に激動の時代を生き抜く姿を演じていく

TBSの'12年1月期の日曜劇場でドラマ化される「運命の人」。その原作者・山崎豊子からのコメントが届いた。

「『運命の人』執筆の動機は、第4の権力・マスコミ、特に新聞の実態に迫りたかったからである。社会の木鐸として、その存在意義は大きいが、誰からも批判されないゆえに、時にごう慢でさえある新聞。だが、調べていくうちにその新聞社が抱え込んだあらゆる矛盾が、“沖縄返還密約事件”に集約されていることに気付いた。戦中戦後を通して、同じ日本国民でありながら、沖縄の人々がどれほど本土の犠牲になってきたか。いまだに解決されない基地問題一つとっても、明白である。沖縄は過去から現在まで、日米関係に翻弄され続けてきた。

小説では、1971年当初、沖縄返還交渉を取材していた一人の敏腕政治部記者が、日米間の密約文書の存在を知り、記事にし始めた時、国家権力の逆鱗(げきりん)に触れてしまう。その政治部記者の不屈の精神と強い生き様を、新聞社と沖縄を絡めて描いた。単行本刊行と同時に、多くの媒体から映像化の申し込みがあったが、どこまで正面から映像化していただけるか不安で、ご辞退を重ねてきた。そんな中、TBS側が一歩も引かず、お任せする決心をした。主人公役の新聞記者には、ぜひ本木雅弘さんをとお願いした。強靱(きょうじん)さと悲劇性を併せ演じられる俳優さんだと、お見受けしたからだ。今は、初めての映像化作品となる『運命の人』が、視聴者の見皆さんに共感され、感動していただけるドラマになることを、節に願っている」

「運命の人」は'09年に発表された山崎豊子の最新作で、累計130万部のヒットを記録した作品。ドラマの主演は、本木雅弘。スクープを連発する傲岸不遜(ごうがんふそん)な新聞記者の弓成亮太(ゆみなりりょうた)を演じる。その妻・弓成由里子を演じるのは、松たか子。弓成と仕事で出会い、深く接点を持っていく外務省事務官・三木昭子は、真木よう子が演じる。

この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。

ドラマ「運命の人」
'12年1月スタート
毎週日曜夜9:00- TBS系にて放送

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