ドラマ「ランナウェイ」がいよいよ最終回! キーマン“PANDA”役の山崎賢人が見どころを語る!

2011/12/20 10:30 配信

ドラマ

主人公・葛城アタルらを手助けするPANDA役の山崎賢人が、最終回の見どころを語る

市原隼人主演のドラマ「ランナウェイ~愛する君のために」(TBS系)が12月22日に最終回を迎える。そこで、主人公・葛城アタル(市原)らを陰で支える“PANDA”役の山崎賢人にインタビュー取材を行った。初回からアタルらの動向を見守ってきたPANDAは、最終回でこれまでにない活躍をする。そんな物語にはなくてはならないキーマンを演じる山崎の視点から、「ランナウェイ」最終回の魅力を語ってもらった。

同ドラマは、無実の罪で収監されたアタル(市原)、リュウ(塚本高史)、空哉(上田竜也)、シュン(菅田将暉)ら4人の若者が刑務所を脱獄し、親から虐待を受けていた少女・サクラ(熊田聖亜)と共に、それぞれの目的を果たすため、北九州から東京まで1000キロという道のりを、試練を乗り越えながら進んでいくストーリー。その道中、シュンが過去に埋めた2億円を掘り起こすことに成功し、5人は無事東京に到着。最終回はアタルの家族の行く末や、過去の事件の真犯人、メンバーそれぞれの結末など、最後まで目が離せない。

――いよいよ最終回を迎えますが、これまでの撮影を振り返っての感想をお願いします

僕は逃げたり、追いかけたりせず、自分の部屋でパソコンやツイッターを使って5人を助けていく役なので、室内で一人、コツコツと撮影を続けました。現場にはPANDA専用の部屋があり、きょうも電話やパソコンを使って、みんなに逃走経路を指示するシーンを撮りました。PANDAのシーンは、ドラマ全体の中でもちょっとしたスパイスになったと思っています。

――実際の放送を見て印象的だった場面を教えてください

どの回も始めから終わりまでハラハラする場面が多かったのですが、そんな中でもちょっとホッとするお茶目なシーンがあり、例えば、1話の逃走中に路地裏で肉まんをみんなで食べているところが印象的でした。自分のシーンでは、第7話で5人と初めて会う場面が面白かったです。引きこもりのPANDAが人と話すのは久しぶりという設定で、みんなが目の前にいるのに、パソコンで会話しようとしたり(笑)、その立ち振る舞いが面白かったです。

――その第7話の撮影で他の共演者と接したときの感想を教えてください

PANDAにとって脱獄した4人は憧れのヒーロー的な存在なのですが、実際にその中に入ったとき、どこか違う世界に入った感じがして“あれ、なんでオレここにいるんだろう?”と不思議な感覚になりました。また、菅田くんとは映画で共演したこともあり、撮影前に“お久しぶり。背伸びた?”みたいな話をして楽しい時間を過ごしました。サクラちゃんは、本当に大人みたいにしっかりしているなという印象でした。

――脱獄した4人の中で好きなキャラクターは誰ですか?

リュウです。ツンデレなところが好きです。普段“おい、チビ”とか言っているのに、たまに照れくさそうに笑ったりするところに惹かれます。

――PANDA役のオファーを初めて聞いたときはどのように感じましたか?

「クローンベイビー」('10年TBS系)のときにも同じような引きこもりの役をやったのですが、そのときとは違う感じで演じてみようと思いました。僕自身は引きこもりじゃなく、アウトドアな方だと思います。もともとサッカーをやっていて、外で遊ぶことが好きなので。

――では最終回の見どころをお願いします

“果たしてアタルの娘は助かるのか?”“アタルは無事、無罪になるのか?”“5年前の事件の真犯人は誰なのか?”など見どころはたくさんあります。真犯人については、怪しい人がいっぱいいて、僕が思っていた犯人とは違い、びっくりしました。また、物語の結末は、PANDAにとってはハッピーエンドだと思います。

――PANDAは最終回どんな活躍をするのでしょうか?

PANDAは最終回、大活躍です。“PANDAがそこでそうやる?”と思うような行動をするので、そこを注目して見てほしいです。ネットだけの世界に閉じこもって、人と接することができなかったPANDAの成長を感じることもできます。最初は脱獄囚の4人を小バカにしていたところもありましたが、途中から4人のことが気になり、自ら4人のことを調べて出したりして、1話からPANDAの心は地道に変化しています。実際に彼がいなかったら脱出できなかった場面もあったので、本当にイイ人なんです(笑)。その意味でPANDAは4人にとっても窮地を救ったヒーローと言えるので、最終回はそんなPANDAの視点を加えて見るとより面白くなります。PANDAなしではランナウェイは終らないですね。

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