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オダギリジョー、主演作監督の無茶振りに必死の抵抗

2012/01/17 05:30

初日舞台あいさつに出席した佐野史郎、夏八木勲、カン・ジェギュ監督、オダギリジョー、鶴見辰吾(写真左から)
初日舞台あいさつに出席した佐野史郎、夏八木勲、カン・ジェギュ監督、オダギリジョー、鶴見辰吾(写真左から)

映画「マイウェイ 12,000キロの真実」の初日舞台あいさつが1月14日、都内で行われ、オダギリジョー、夏八木勲、佐野史郎、鶴見辰吾とカン・ジェギュ監督が登壇した。

本作は第2次世界大戦で、奇しくも日本・ソ連・ドイツと、3つの国の軍服を着て戦うことになった日本人と朝鮮人、2人の男たちの生きざまを描く感動作。

ジェギュ監督はオダギリや共演者のチャン・ドンゴンをキャスティングした理由について「女性にも戦争映画を見てほしいと思って」と率直なコメントをしつつも「このキャスティングで大成功だった」と絶賛した。撮影開始から約2年が経過し、やっとこの日を迎えたオダギリは「これだけ長い期間、1つの映画に携わったこともなかったので、振り返ると…涙は全く出ないんですけど(笑)。ようやく見ていただけます」と、笑いを誘った。スタントなしで撮影された戦闘シーンや極寒の地でのロケなど、撮影中の苦労話も多々あったようだが、オダギリは「監督が、僕とチャン・ドンゴンさんがソ連軍に罰として吊り下げられるシーンを裸で、しかもフンドシ姿で行きたいと言い出しまして。」と監督からの無茶な要求を暴露。「さすがにドンゴンさんも受け入れられないだろうと思ったので、僕が代わりに強くお断りしました(笑)。あのシーンでは、軍服の下に体を縛るハーネスを付けましたが、本当に辛くて。裸だったら、本当に死んだんだろうなと」と激白し、会場は大爆笑に包まれた。

撮影の様子について聞かれた鶴見が「日の丸を背負っている重責を感じて入りましたが、韓国のスタッフは温かく迎えてくれました」と語ると、夏八木も「絵コンテがスタッフ全員に配られていて、現場は実に能率的でした」と称賛。佐野も震災直後の撮影だったことに触れ、「韓国の皆さんに優しくしていただきました」とコメント。監督も最後に「この映画が、韓国と日本の人々がお互いを理解し、本当の意味での友人になれるきっかけになれば」と語り、舞台あいさつを締めくくった。

この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。

映画「マイウェイ 12,000キロの真実」
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  • 初日舞台あいさつに出席した佐野史郎、夏八木勲、カン・ジェギュ監督、オダギリジョー、鶴見辰吾(写真左から)
  • 【写真】エリート育ちの非情な軍人・長谷川辰雄役のオダギリ
  • 情深い高倉大佐役の鶴見
  • 誇り高い憲兵隊司令官で辰雄の祖父役の夏八木
  • 人としての道を説く辰雄の父役の佐野
  • 主人公たちがマラソンでオリンピックを目指すという本作の設定にちなみ、ランニングシューズをプレゼントされたジェギュ監督
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