「聖なる怪物たち」“キーパーソン”三恵役・鈴木杏インタビュー!Part2

2012/02/09 10:00 配信

キーパーソン・三恵役の鈴木杏と圭子役の加藤あい(写真左から)

キーパーソン・三恵役の鈴木杏と圭子役の加藤あい(写真左から)

(「聖なる怪物たち」“キーパーソン”三恵役・鈴木杏インタビュー!Part1から続く)

――この作品は「代理出産」という大きなテーマがあります。代理出産してでも子供が欲しいという圭子のようなタイプと、夫婦の愛があれば子供はいなくても…という敏雄のようなタイプの2つのタイプがあると思いますが、鈴木さんはどちらに共感しますか?

いまは年齢的にまだ自分も自立していない部分があり、自分が子供を生むってことを想像できないので、それよりも愛する人と一緒に生活できたらそれで十分かなという気持ちの方が強いですけど、女性のそういう気持ちって周りの人たちを見ていても年齢によってもすごく変わってくるみたいで。私と同じ年で子供を産んでいる子もいますけど、圭子みたいな強い気持ちになるのはもうちょっと私には先のことなのかなと思いますね。その時にどう思うかはまだわからないけど、やっぱり強く(子供が欲しいと)思うときがあるのでしょうね。

――圭子や三恵のように子供ができると、すごく変わるというのは理解できますか?

すごいことなんだろうなと思います。女性は自分の体内に生命が宿って10カ月くらい育っていって、そこから一生つながっていくわけですよね。いろんな感覚が大きく覆されることなんだろうなと。それは経験してみないと分からないことなんでしょうね。

――「聖なる怪物たち」というタイトルにちなんで、パッと“怪物”と聞くと何を思い浮かべますか?

私は、すごい女優さんのお芝居などを見ると、すごくひねった褒め言葉というか、尊敬として「怪物」とか「妖怪」を使いますね。あまりいろんなところで言って誤解されてしまうのは嫌ですけど、あまりにもすごいものを見てしまうと、「何人類なんだろう!?」と思ってしまいます。中谷さんや加藤さんを見ていてもきれいすぎて、「この人たちは何人類なんだろう!?」って思うことがありますね。やはり普通の人とは違うんじゃないかという風に思うし、すごく強い衝撃を受けると、人間というよりは怪物とか妖怪の方がうまく当てはまってしまうような気がします。例えば大竹しのぶさんと白石加代子さんとちょっと前に舞台で共演させていただいたんですけど、「怪獣大戦争みたいだな」って思ったり。そういう意味ではすごい人を見るとついついそう表現したくなってしまうことがあるので、とてもいい解釈ですかね。悪いイメージは何もないです。

――そういう意味ではドラマの解釈として、怪物というのは“裏の顔がある聖職者”とも言うべき存在で、ある種、長谷川博己さん演じる敏雄も怪物ですよね。そんな長谷川さんの印象はいかがですか?

長谷川さんは以前からの知り合いで、何年も前から知ってはいたんですけど、舞台とかドラマでご一緒したことはなかったので、一緒にお芝居するのは初めてです。だから“なじみのあるお兄ちゃん”って感じなんだけど、何を考えているのか分からないなあって思います。特に敏雄を演じているときは分からないですね。普段からちょっと不思議な人だなと思っているんですけど、敏雄になるとさらに「この人何を考えているんだろう?」とか「この人何に興味あるんだろう?」とか、「全てに対して興味が無いのかな」と思ったり。4話で分かってくる三恵と敏雄の関係を考えると、撮影中はちょっとププッと笑ってしまいます。逆に知っているから恥ずかしいんですね。

――主演の岡田将生さんとはあまり役の上では接点ないんですよね?

そうなんです。でも、もともと共通の知り合いの監督さんがいて、以前に監督さんから岡田さんのお話を聞いたりしていました。今回初めてご一緒させていただくのですが、本当に共演シーンがなくて…。でも、とても優しくて等身大で、すてきな人だなと思います。

――客観的に見て、健吾がどんどんはめられていくのを「どんどんだまされれば良いのに!」と思うのか、「かわいそう! 助けてあげたいな!」と思うのか、鈴木さんはどちらの思いが強いですか?

どうでしょう…? 健吾先生ってイイ子過ぎますよね。だまされるのにもいろいろな種類があると思うんですが、これは相当不運というか、大規模にだまされるので、この前に一度くらい小さくだまされるものがあれば、今回はもう少し回避できたのかもしれないな…と思います。本当にこれまで健吾先生にはそういうことがなかったんだなって。もう少し人間不信になっておけばこんなに巻き込まれることもなかったのかなと思いつつ、それでもやっぱり、健吾先生の正義は間違った方向性の正義じゃないと思うので、それを貫き通す姿はすてきだなと思いますね。

――健吾先生もホッとすると思います(笑)では、ネタ的にあまり話せることがないと思いますが、本日放送の4話以降の見どころをお願いします!

これからどんどんいろんな事実が分かってきて、1話の冒頭(飛び込み出産のシーン)につながっていく。なぜあんなことになったのか、ということが二転三転していき、うそかと思うようなことがいろいろと勃発していくと思うんですね。そこが大きな見どころかなと。一体、誰がどういう気持ちでどう動いたのか!? ということが、結構焦らしながら一つ一つ徐々に徐々に分かっていく。まだ最後の最後にどうなるかまでは聞いていないのですが、「誰の気持ちが正義なのか」とか、そういうことは最後まで見ている方に委ねられるような形で進行していくのだと思います。ということで、これから先もハラハラしていただけるんじゃないかと思います。

――最後に、全国の三恵ファンの皆さまに一言メッセージをお願いします!

いろいろ、三恵の行動がおかしかったり、驚くべき事実が出てきたり、楽しんでいただけると思いますので、ぜひご覧ください!

ドラマ「聖なる怪物たち」
毎週木曜夜9.00-9.54 テレビ朝日系で放送中
※注目の第4話は2月9日(木)に放送