3年ぶり! 水谷豊が“天才浮世絵師・歌麿”を熱演!
テレビ朝日系で、水谷豊が伝説の天才浮世絵師・喜多川歌麿を演じるドラマスペシャル「だましゑ歌麿II」が、3年ぶりに復活することが分かった。
同ドラマは、ミステリーやSF、時代・歴史小説と幅広い分野で活躍する高橋克彦氏の「さやゑ歌麿」(文藝春秋刊)が原作で、水谷扮する江戸後期の浮世絵師・歌麿が、幕府の弾圧と戦いながらも江戸を騒がせる謎めいた事件を、南町奉公所同心・仙波(中村橋之助)、錦絵版元・蔦屋(岸部一徳)らと解決する痛快時代ミステリー。'09年の放送では、あでやかな当時の美人画を情念を込めて描くきらびやかなシーンなども注目を集め15.2%という高視聴率を記録し、今回パート2の放送が決定した。
3年ぶりに歌麿を演じる水谷は「(3年ぶりという)ブランクはないですね。話が大変面白いですから。いろいろな要素がこの中にあって、ただの時代劇というだけではない何かがある。私も何も意識して歌麿になろうと思ってはいませんが、自然に不思議な世界に入っている気がしますね」とコメント。さらに、今回は、エンターテインメント性豊かなストーリーに、アクションシーンが加わり、前作以上にあでやかな展開となっている。立ち回りシーンの撮影を終えた水谷は「(前作に比べて)激しくなっていましたね。僕は殺陣というものの経験はあまりないんですが、楽しかったですね」と順調な撮影をアピールした。
また、最終回で20.5%という高視聴率を記録した「相棒season10」(テレビ朝日系)から間もなくして始まった撮影だけに、“右京”と“歌麿”との役の切り替えについては「切り替えはないですね。ただ、今回お酒を飲むシーンがあるんですけど、注ぐ時は(右京がティーポットを高くあげるようにはせず)高くあげないようにしようと思いますけどね(笑)」と相棒ファンも喜ぶリップサービスも飛び出した。
ストーリーは将軍家の御落胤(ごらくいん)と名乗り、残虐非道な悪事を繰り返してきた凶賊・葵小僧が打ち首となる中、歌麿の錦絵美人画のモデルとなった女性たちが死んだはずの葵小僧と同じ手口で次々と殺されていく事件が発生するところから始まる。そして、歌麿の絵姿にたったお妙(内山理名)は、歌麿に心を奪われ、歌麿に付き纏うように。蔦屋は、「下手人はわざと歌麿の絵姿にたった女たちを殺害し、歌麿から創作活動を奪い去ろうとしているのでは」と推理。仙波は、歌麿が描いた女たちを探り、下手人を捕まえようとする…というもの。
主演の水谷のほか、中村、鈴木杏樹、原田龍二、岸部、古谷一行ら前作でもおなじみの実力派ベテラン俳優に加え、内山、萬田久子、染谷将太、堀部圭亮、渡辺いっけいらが脇を固める。
放送日時未定 テレビ朝日系で放送