TBS・MBS系で放送している「情熱大陸」(毎週日曜夜11:00)が、5月で放送700回を突破。その大きな節目を迎えるに当たり、新シリーズ企画が決まった。第一線で活躍する俳優・タレントら自らがディレクターとなり、旬な人を密着取材する「○○が撮る情熱大陸」をシリーズで放送する。第一弾の6月10日(日)の放送では、井上真央がディレクターとして小田和正を取材する。
同企画は、ディレクターの力量が重要となるドキュメンタリー番組では異例の試み。福岡元啓プロデューサーは、「守りに入っていては番組の進化が望めないと考えると、新たな一歩を踏み出すにふさわしい企画ではないかと思っています。現場のスタッフも“何か面白そうだ”と手ごたえを感じています。この人だからこそ撮れるという映像・シーンが必ずありますし、この人だから撮らせてもいいというシーンもあるはずです。TVディレクターとしては素人だとしても、この人が撮ったらどうなるのだろうとワクワクするような方をディレクターにすることで、新しい可能性に挑戦してみたいです」と、新企画への思いを明かす。
“新米ディレクター”の井上は、取材相手を決める際に「せっかくやるなら無理を承知で自分が尊敬する方に密着したい」と、小田和正への取材オファーを提案。同番組で過去に何度も小田に出演依頼をしては断られてきた経緯がある中で、小田は「どんな番組になるか分からない面白さがある」と、井上ディレクターの熱意に応えて今回の出演を承諾。井上はもちろんスタッフも手探りの中、4月から密着取材を始め、新曲を携えて東北ツアーに出る小田を追った。
「小田さんのイメージは“走り続ける人”」と語る井上は、40年以上第一線で活躍を続ける小田を取材することで、自らも女優という仕事を続けていくに当たり、“続ける”ことへの自分なりの答えを見つけ出そうと奮闘する。悩み苦しみながらも初のディレクターに挑戦し、人間としても大きく成長しようとする井上の姿にも注目。また、7月には「タレント・石橋貴明が撮るテニス選手・錦織圭」を放送する予定で、今後の新たな情熱大陸の展開に期待が高まる。
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