NHKのロンドンオリンピック開会式・閉会式の現地担当キャスターが決定！
7月27日(金)に開幕するロンドンオリンピックで、NHKのオリンピック放送の開会式と閉会式を担当する現地キャスターが決定。5月10日に渋谷のNHK放送センターで取材会が行われ、開会式を担当する武田真一アナウンサーと廣瀬智美アナウンサー、閉会式を担当する竹林宏アナウンサーと鈴木奈穂子アナウンサーが出席した。
「オリンピックの開会式を担当するのは、前回の冬のバンクーバー大会以来2回目。オリンピックは平和の象徴の祭典と言われています。昨年には東日本大震災が起き、必ずしも世の中がそんなに平和ではない中、オリンピックイヤーを迎えることができるということに大きな価値があるのだと思います。その喜びを多くの方に伝えられるようにしていきたい。今回の開会式のテーマはシェイクスピアのテンペストということで、おそらく開会式は、いろいろな音に彩られたにぎやかなものになると期待しています。聖火を誰がどのような演出で聖火台にともすのかにも注目しています」（武田）
「5年前からスポーツの現場で選手たちの取材を重ねてきました。4年に1度のオリンピックにかける思いは、毎日の地道な練習を積み重ねてようやくつかんだもの。厳しい戦いを勝ち抜いた選手たちが立つ舞台、オリンピックを全力で応援したい。日本時間の夜の時間帯の現地キャスターを担当するので、選手たちの覚悟と情熱を現地ロンドンからお伝えし、視聴者の皆さんと共有できたらいいなと思います」（廣瀬）
「大会を振り返って感動の場面を掘り起こして伝えていきながら、次の大会につないでいくという閉会式の意図を理解して、素晴らしいセレモニーである閉会式をできるだけそのままテレビの前の皆さんにお伝えできるように、考えてコメントしていきたいと思います。競技の中継も担当しますが、選手たちはそれぞれ苦しいところを乗り越えて戦ってきました。オリンピックでも苦しい場面はたくさんあると思います。選手たちが苦しみと戦い、乗り越えていく姿を、なるべくそのまま伝えるよう努力していきたいと思います」（竹林）
「『おはよう日本』など朝の時間帯を中心に現地でのキャスターを初めて担当するのですが、その話を聞いた時には、不安な思いもありましたが、オリンピックの現場を生で見て伝えることができるとワクワクした気持ちになったのを覚えています。その気持ちを大切に、体当たりで現地の様子を熱くお伝えできたらと思っています。『おはよう日本』ではすばやい情報を大切に、試合が終わって現地のスタジオにお越しいただいた選手がどんな表情でどんなことを語ってくれるのか、それを引き出せるような役割ができたらいいと思います。閉会式では、競技を終え、いろいろなプレッシャーから解放されてホッとした選手の表情を大切にしながら、いろいろな国と地域の選手が交じり合って楽しむお祭りのような雰囲気もお伝えできたらと思っています」（鈴木）とそれぞれが抱負を語った。
平成16年入局の同期で、普段も食事や飲みに行ったりと仲が良いという廣瀬と鈴木。廣瀬は「同世代の女性が奮闘している“なでしこジャパン”に注目しています。彼女たちにとってのメダル獲得は、オリンピック後の女子サッカーを広げていくために重要なもの。大きな決意を背負い、戦い抜く姿を全力で応援したいと思います。オリンピックは普段スポーツを見ない方にスポーツの魅力や選手たちの技術の高さを伝えられる貴重な時間だとも思います。同世代の女性の活躍を通じて多くの方に伝えていけたらと思います」と語り、「ことし、私たちは30歳。自分たちの節目の年でもあります。30歳同期パワーでNHKでのオリンピックを盛り上げていきたいと思います！ そして閉会式後にはおいしいお酒をロンドンで飲めたらいいな」とコメントした。
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