夏の日9ドラマは…「守りたい人がいる！」決戦に
'12年の夏ドラマも出そろい、7月1日（日）から続々と放送が開始される。全ドラマの中から「守りたい人がいる！」「ワイルドすぎる教師」「熱血ルーキー」「“異色”警察もの」の4つのキーワードが見えてきた！ 夏ドラマは何を見ようか悩んでる方は、キーワードを参考に自分に合ったドラマを探してみよう！ まずは、暑い夏も爽やかに感動できる王道のヒューマンドラマ、キーワードは“守りたい”。難病の父と愛娘が織りなすハンカチ必須の家族ドラマと都会派医師が山間の診療所で奮闘するドラマ、日曜夜9時枠の“感動ドラマ”2本の第1話をピックアップ！
情緒豊かな下町を舞台に、若年性アルツハイマーを宣告されたシングルファザーが、一人娘や家族同然の周囲の人々と運命に立ち向かっていく姿を描いたヒューマンドラマ「ビューティフルレイン」（7月1日・日スタート 毎週日曜夜9時フジ系）。見どころは、小さな大女優・芦田愛菜の涙を誘う名演技と、民法連ドラには6年ぶりの出演となる豊川悦司とのナチュラルすぎる父娘の掛け合いだ。
大手建設会社に勤めていた木下圭介（豊川悦司）は、妻の死を機に退職。圭介は、忘れ形見の美雨（芦田愛菜）と下町の小さな工場の離れに住み込みで働いていた。収入は決して多くないが、美雨にバレエを習わせるなど、愛情たっぷりに育てていた。そんな圭介にささいな物忘れが多くなってきたある日、工場で落ちてきた荷物に頭を打ってしまう。精密検査を受け、結果を待つ数日間にも、美雨に頼まれた水筒を買い忘れたり、得意先の名を思い出せなくなったりと、圭介の物忘れは悪化。そして迎えた再診の日、医師は圭介に子供相手のようなテストばかりを繰り返す（第1話）。
もう一本は、山岳地帯の診療所を舞台に、医療従事者たちの姿を描くヒューマンドラマ「サマーレスキュー～天空の診療所～」（7月8日・日スタート 毎週日曜夜9時TBS系）。向井理が、厳しい環境や山を愛する人々の中、やがて成長していくエリート外科医役に挑戦。過酷な山で過ごす内、守るべきものの大切さに気付く、壮大なスケールの群像劇。
都内の大学病院で、さっそうと働く若手外科医の速水（向井）は、優秀さを買われ、教授の沢口（松重豊）から「1週間だけ、山の診療所に行ってほしい」と持ち掛けられる。そこは、登山者の多い夏季のみ必要な医療所として、山好きの教授・倉木（時任三郎）らが働く大学の関連施設だった。気が進まぬまま、赴任当日、現地の稜ヶ岳に向かった速水は、登山経験の浅さから山の中腹で早くもバテてしまう。その横を慣れた足取りで上っていく女性（尾野真千子）に、思わず助けを求めた速水は「山をなめるな」と一喝される。診療所で研修する学生らの助けを借りてようやく現地に着くが、先刻の女性が診療所に隣接する山小屋の主人・小山（笹野高史）の娘・遥だと知る。さらに、速水は診療所の粗末な医療設備にがくぜん。携帯電話もろくに通じない僻地と知り、行き先不安になる中、翌日、急患が2人も運ばれてきて、重大な決断を迫られる（第1話）。
記事は、週刊ザテレビジョン26号（発売中）から一部抜粋したものです。週刊ザテレビジョン26号では、話題ドラマ全8作の台本の一部が読める写真付きのコラムを掲載しております。
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。
7月1日（日）スタート
毎週日曜 夜9:00-9:54 フジ系で放送
「サマーレスキュー～天空の診療所～」
7月8日（日）スタート
毎週日曜 夜9:00-9:54 TBS系で放送
※初回は夜9:00-10:09（15分拡大）
