「遺留捜査」八嶋智人インタビューPart1「本当に困った脇役たちなんです(笑)」

2012/07/19 09:00 配信

ドラマ

月島中央署の刑事・佐久間裕司を演じる八嶋智人

月島中央署の刑事・佐久間裕司を演じる八嶋智人

テレビ朝日系で毎週木曜夜9時から放送中の木曜ドラマ「遺留捜査」に佐久間裕司役で出演する八嶋智人にインタビューを敢行。今回演じる佐久間について、主人公・糸村を演じる上川隆也の印象や、撮影現場での共演者との爆笑エピソードなどを余すところなく語ってもらった。

――今回「遺留捜査」にご出演されるに当たっての感想を教えてください。

主演の上川さんとは面識があって、シリーズものということで。テレビ朝日・東映制作の刑事モノは「相棒」などもそうですが、台本がとてもしっかりしていてブレないというイメージがありました。今回は上川さんを筆頭に“お芝居が好き”という雰囲気の共演者が多いので、それはすごく楽しみでした。

――実際に佐久間を演じてこられて、キャラクターはつかみつつありますか?

そうですね、とにかく監督からは「何かと糸村(上川)という人を疎ましく思っていてください」と言われていたので(笑)。それほど台本上はなくてもアドリブで肉付けしています。僕はそういう「あそこへ向かって走りなさい!」というのが一個あると気持ちよく走れるタイプなので…。糸村に対しては何かと「チッ!」みたいな。「何だよ!」的な。自転車で目の前を通られたときとかも、せりふ上は何もないけど、一人だけ嫌な顔をしているとか、とにかく疎ましい存在だという意識を出しています。ある程度、糸村の実力は認めているんでしょうけど、話数を重ねるごとに多面性が出てくると思います。

――佐久間自身は自己評価が高く、情報分析能力も高い人間ということですが、八嶋さんご自身と似ているところはありますか?

僕は眼鏡を掛けているからか、眼鏡キャラというのが大きいのか、なぜかすごく理知的なキャラを振られることが多いんですよね。「トリビアの泉」(フジテレビ系)で説明をしていたのも大きいのか。でも僕自身はそんなに頭良くないですよ(笑)。(役柄で)記録を取ることが多いので、1話では特に万年筆を自分のアイテムとしてやっていました。そういう意味では佐久間というキャラは分かってきているのですが…。

――理知的でないとすると、逆にアクティブなタイプということでしょうか?

いやいや、そうでもないです。アウトドアとかもあまり行かないですよ。ただ、連れて行ってもらったら誰よりもはしゃぐタイプ(笑)。自分発信では決してないんですけどね。そういうタイプなので、まあ言ってしまえば子供ということですね。

――「遺留捜査」としては第2弾で、メンバーが一新されたとはいえシリーズものに新しくメンバーとして入るわけですが、そこのやりづらさはありますか?

う~ん…シリーズものに新しく僕が新たに入るというよりは、今まで警視庁の捜査一課にいた糸村さんが、僕らの月島中央署という所轄に来るということで言えば、僕らはシリーズ1の時からそこにいたかもしれない。もともといた僕らのチームに糸村さんが入ってくるという感じなんですよね。確かに第2弾で、“上川さんの「遺留捜査」に僕らが出る”という感覚はありますけど、上川さんの方が逆に大変なんじゃないかなと思います。所轄の人は警視庁内のように入れ替わりが激しいわけではなく、密接にその土地の人と連携している。だから地域性ですよね。もんじゃのイベントとかやっていますし、ウォーターフロントですからね、ロケもバンバンあちらに行っていますから。

――ロケ地になっている月島の皆さんとの絡みはあるんですか?

この前ロケで初めて月島に行ったんですけど、全部のもんじゃ店に(遺留捜査の)ポスターが貼ってあるんですよ! みんな積極的に「遺留捜査」のうちわを配ってくれたり、僕たちが来るとすごく歓迎してくれるので現場は盛り上がっています。月島という場所の特徴も生かされながら楽しんでやらせてもらっています。

――個性的な出演者がそろった月島中央署の皆さんとの呼吸は合ってきました? 普段はどんな会話をされていますか?

ずっと一緒にいるので、面白いですよ。どうでも良いことばかり喋っていますけど…。前に話していたのは、1話の助監督さんがスケジュールを我々にFAXで送ってくれるんですけど、「東映」だから“映画屋さん”ということもあってか、手書きのすごく達筆なスケジュール表なんですよ。でも、達筆がゆえに、原本なら「オー!!」ってなるんですけど、我々の元にくるのは2回、3回とファックスをくぐってくるわけですよ。そうすると読めなくて怖いわけです。明日どこのシーンがあるのかとか、何時入りなのかとか。そういうことがあったので一回、みんなで「せーの!」で、きたFAXを並べてみたわけですよ。そしたら群を抜いて私の家のFAXの文字が粗い。よくこれで現場に到着したなと。だからとにかく入り時間さえ確認したら早く来るようにしています(笑)。そんな話とか、斉藤由貴さんの持ち歌をみんなで歌うとか?(笑)。僕が歌いだすと意外とみんな歌うんですよ。当時ものすごく、斉藤さんファンだったわけではなかったのに、最後まで歌えるんですよね~。だから昔のヒット曲ってすごいなと。そんな人が今、目の前にいるんですもん!

――ええっ!? ご本人の目の前で歌われるんですか?

はい!(笑)。 歌ってましたよ~。あと、こう、パ~ッと歌っておいて、「これタイトル何でしたっけ?」って本人に確認したり(笑)。すごく失礼ですよね。そういうこともあるからここのメンバーは面白いんですよ。むしろ物語上の共通の敵、いや敵ではないですけど、糸村さんが不思議な存在の“異端児”としているので我々の結束は固いです。だからゆえに普段もそういう雰囲気がありますよね。我々だけが団結しているというか。本当に困った脇役たちなんです(笑)。「どうせ主役はあいつなんだろ~?」みたいな。

<「遺留捜査」八嶋智人インタビューPart2へ続く>

ドラマ「遺留捜査」
毎週木曜夜9:00-9:54 テレビ朝日系で放送中
※7月19日(木)は放送休止。第2話は7月26日(木)に放送

関連ニュース

画像で見るニュース