8月27日の卒業公演をもって、AKB48を卒業した前田敦子が、「前田敦子 AKB48 卒業記念フォトブック『あっちゃん』」の刊行記念イベントを9月4日、都内で開催した。
同作品は、AKB48の初期メンバーとして、エースとして7年間に渡って活動してきた前田の卒業記念フォトブック。撮り下ろしグラビアや2万字インタビュー、秋元康氏やメンバーたちとの対談などが収録されている。
前田は、卒業後初のイベントということで、多数のマスコミが詰め掛けた記者会見では、現在の心境やこれからの目標、卒業してからの一週間について明かした。
【以下、会見の全コメント】
――今回の写真集はどんな写真集になっていますか?
AKB48として生活してきた約7年間が、詰まってます。
――見どころは?
すごく文章がたくさんあるんですけど、AKBでの私については全て語りつくしたと思ってます。
――卒業前に撮影していたと思いますが、どんな気持ちで撮影に臨んでいましたか?
劇場に行ったり、自分の地元に初めて撮影で行ったりしたので、何か新しい気分で撮影してました。
――新しい気分というのは、今までには感じていなかったような気分ということ?
そうですね。こうやって振り返ったりすることが今までなかったので、何か…何て言うんですかね…。初めて振り返ってみて、すごく新鮮な気持ちになれたし、「これから頑張ろう!」って思いました。
――いちばんのお気に入りはどんな写真ですか?
ポスターにもなってるんですが、(花火をこちらに向けている写真を開き)これです! 最初に表紙候補で何枚か写真があって、その中で私はこれがよかったです(笑)。
――どこがよかったんですか?
ここらへんの写真は全部、素の私なんですけど、ことし初めての花火だったんです。しかも、行きたかった沖縄にも行けたし。楽しんでるだけなんですけど(笑)。
――いちばん、前田さんの素が見られる写真は?
そうですね。沖縄で撮った写真は全体的に自由にしているのを自然と撮ってもらった写真が多いです。
――それ以外の(写真の)前田さんはどんな前田さんですか?
うーん…。劇場の中で撮ったりするのは…そうですね、ちゃんとしてます!(笑) あははっ!すみません(笑)。
――卒業してから一週間、今の気持ちは?
確実にたぶん、時間ができたと思うんですよ。でも何か、まだせかせかしてる自分がいて…。AKBにいた7年間って、すごく慌しかったというか…。でも、それが当たり前でいれた、すごい幸せな環境だったので。まだ、時間があるくせに『あれしなきゃ、これしなきゃ』ってせかせかしてる自分がいます。
――“実感”というのはありますか?
そうですね。はい。「あぁ、卒業したな」とは思います。
――どんな時に「卒業したんだな」って感じる?
近くでメンバーが「あした、ナントカの撮影だよー」って言って頑張ってる姿を見ると、「自分はあした行かないんだ…」って思って。
――卒業後、秋元(康)さんやメンバーとは話しましたか?
よく会います! 秋元先生にも、メンバーにもよく会います。何話すかなあ…? 普通にごはん食べてます(笑)。
――卒業して「お疲れさま」のような一言はあった?
卒業式を劇場でやった日は、その後に打ち上げをみんながしてくれて、みんなが自分の気持ちを一人ずつなんとなく話しに来てくれて…後輩の子たちとか。すごくかわいいなと思って。私のことそんなに好きでいてくれたんだということを知らなかったので。今からでも遅くないと思うので、後輩の面倒をみていきたいです(笑)。
――やり残したことは?
やり残したことはないです。
――やりきった?
私的にはっ! あとはみんなを見守っていきたいです。
【PART2に続く】
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講談社